お子様のファーストスマホ探しに頭を悩ませている方へ朗報です。Hamee株式会社より、安心・安全な見守り機能を備えつつ連絡手段としてもバッチリな性能を持つ『はみっくミエルス(Hamic MIELS)』が発売されました。
特に小学生高学年のお子様用のスマホ選びは「キッズ携帯では子供向けすぎる?」「かといって大人向けスマホでは心配な要素がたくさんある」と、いまいち決め手に欠ける方も多いのではないでしょうか。
はみっくミエルスは小学校中~高学年のお子様に特におすすめなキッズ向けスマホです。同じくHamee株式会社から販売中の『はみっくポケット(Hamic POCKET)』との違いも交えつつ、はみっくミエルスの特徴やメリット・デメリットを解説します。
お子様用のスマホを探している方はぜひ最後までご覧下さい。
はみっくミエルス(Hamic MIELS)とは? はみっくポケットとの違い
『はみっくミエルス』とは、Hamee株式会社によるクラウドファンディングによって誕生したキッズスマホです。
はみっくミエルスは大人向けスマホの利用を考え始める一歩手前の小学校中~高学年向けのキッズスマホで、スペックはもちろんデザイン面でも満足度の高い機種になっています。
まずははみっくミエルスについて、同社から発売されているキッズスマホ『はみっくポケット』との違いを交えながらご紹介していきます。
『はみっくミエルス』と『はみっくポケット』の違い
- 端末機能
- サービス
- 利用料金
今回は基本的な3つの要素の違いを解説します。お子様に持たせるスマホにどちらが向いているのか参考にしてみてくださいね。
『はみっくミエルス』と『はみっくポケット』の端末機能の違い
Hamee株式会社からは幼児~小学校低学年向けの『はみっくポケット』も販売されていますが、同じキッズスマホといっても特徴の違いは一目瞭然。スペックの違いは以下の通りです。
はみっく | ミエルス | ポケットL |
本体価格 | 29,700円 | 12,100円 |
---|---|---|
大きさ ※ | 137.3 x 67.9 x 18.4mm | 約106.5 × 57.6 × 24.2mm |
重さ ※ | 188.3g | 約151.8g |
液晶サイズ | 4インチ(540x1080px) | 3インチ |
アウトカメラ | 1,300万画素 | 約500万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 約200万画素 |
メモリ | 3GB | 1GB |
ストレージ | 32GB | 8GB |
SDカード | 最大128GB | スロットなし |
バッテリー | 3,500mAh | 2000mAh |
SIM | eSIMのみ | 内蔵(変更不可) |
対応規格 | Wi-Fi (b,g,n,ac) Bluetooth(5.0) GPS テザリング | Wi-Fi Bluetooth |
防犯機能 | 録音機能付きGPS防犯ブザー搭載 ビーコン内蔵 | GPS防犯ブザー搭載 |
カラー | ペールブラック ペールホワイト ペールピンク ペールブルー ペールグリーン | ホワイト ピンク ブルー |
※専用ケース含む
普段使いする上で重要なのがバッテリー。はみっくミエルスは3,500mAhという大人向けスマホでも満足できるほどのバッテリーを搭載しています。使い方にもよりますが、1日充電を忘れたくらいなら十分使用できるでしょう。
その他、はみっくミエルスはカメラの画素数や本体カラー展開なども充実しており、防犯アイテムや連絡ツールとしての役割以外にも持つ楽しみ・使う楽しみも満たせるキッズスマホです。
ただし価格の面でははみっくポケットの2倍です。リーズナブルで手を出しやすいキッズスマホだったはみっくポケットから比べると、海外産格安スマホくらいの価格帯ではあるので、購入を悩んでしまう方もいるかもしれません。
『はみっくミエルス』と『はみっくポケット』のサービスの違い
中には「中高学年でもはみっくポケットで十分なのでは?」と考えている方も居るかも知れませんね。両者で利用可能なサービスの違いを見ると、はみっくミエルスが行動範囲の広い中高学年向けに作られているのがわかりますよ。
はみっく | ミエルス | ポケットL |
メッセージ | 専用アプリで送受信 | |
---|---|---|
通話 | 専用アプリで発着信 | |
アプリの追加 | Google Play Storeよりダウンロード可能 | |
防犯機能 | SOS発信で位置情報を送信 発信時の周辺音を自動録音 録音音声の自動送信 | SOS発信で位置情報を送信 |
位置情報通知 | あり ※ | あり |
利用制限 | あり | あり |
MIELSシステム | バッテリー切れでも一定時間内なら位置情報がわかる ※ | 非対応 |
※Hamic月額契約が必要
注目は『MIELSシステム』の利用について。MIELSシステムとは、バッテリーが切れた端末であっても本体に内蔵されたビーコンを通じ、端末同士の接触情報などから当該端末がどこにあるかを割り出してくれる仕組みです。ただし、永久に有効なわけではないので定期的なバッテリー充電は必要です。
例えばお友達同士や兄弟ではみっくミエルスを持ってお出かけした場合、片方の端末がバッテリー切れや電源オフになってしまっていても同行者の端末からの位置情報によってどこにいるかがわかるという事ですね。このほか『otta』というサービスに協力している自治体の施設やタクシーなどのサービスも位置情報を共有しています。
行動範囲が広がったお子様にとっては安心できるサービスと言えるでしょう。地域にはみっくミエルスユーザーが増えれば増えるほど安心できるので、ご兄弟用にキッズスマホを探しているなら、はみっくミエルスをおそろいで持たせた方が効果的ですね!
『はみっくミエルス』と『はみっくポケット』の利用料金の違い
はみっくミエルスとはみっくポケットはどちらも同じ料金プランを展開しています。
はみっく | ミエルス | ポケットL |
月額料金 | 1,100円 | |
---|---|---|
データ量 | 1GB | |
追加データ | 200MB:220円 500MB:550円 1GB:880円 | |
支払い方法 | クレジットカード(プリペイドカード、デビットカード不可) |
いずれも老舗格安SIM『IIJ』のドコモ回線を使用しています。
はみっくミエルスはeSIM型のため、IIJで契約をせずに他社の格安SIMで契約する事も可能です。ただし、その場合はMIELSサービス(バッテリー切れに対応した見守り機能)が使用できなくなるので十分注意しましょう。
はみっくポケットはSIMカードが内蔵された端末で、SIMカードを交換する事はできません。そのため、はみっくポケットでは専用プラン以外の契約をすることが出来ません。
また、はみっくミエルスは端末を購入せずにレンタルで使用する『シェアプラン』というプランがあります。
シェアプラン | はみっくミエルス |
---|---|
月額料金 | プラン料金1,100円+Hamic料金1,100円=合計2,200円 |
データ量 | 1GB |
追加データ | 200MB:220円 500MB:550円 1GB:880円 |
支払い方法 | クレジットカード(プリペイドカード、デビットカード不可) |
本体の利用料金は月額1,100円の他、Hamic利用料金として別途1,100円がかかります。
とはいえ、例えば小学校6年生の1年間だけキッズスマホを持たせたいという場合、はみっくミエルス(29,700円+月額料金)を購入するよりもシェアプランがお得(26,400円)です。
『大人向けスマホを持たせるまでの様子見』としての用途もバッチリ満たせますね。まずはお試しで利用してみたい方にもおすすめのプランです。なお、こちらのシェアプランは先着100台の限定プラン。2023年6月現在ではまだ契約可能ですが、先着順なので気になる方は早めに契約しましょう。
はみっくミエルスの実機レビュー! 小学校中~高学年におすすめポイント・メリット
実際にはみっくミエルスを購入してみました。手にしてみると、保護者はもちろん小学校中~高学年のお子様本人にも満足できる端末になっている事がよくわかります。
具体的なはみっくミエルスの魅力やおすすめポイントやはみっくミエルスならではのメリットは以下の通りです。
- 端末デザインがおしゃれ
- セットアップや使い方が簡単
- 子供の手になじむサイズ感
- 安心・安全の防犯機能
- 子供を「子供扱い」しすぎない設計
より具体的なおすすめポイントやはみっくミエルスの魅力について、実際のはみっくミエルスの画像も交えつつ順番に解説していきますね。
はみっくミエルスは端末デザインがおしゃれ
まず、はみっくミエルスの第一印象は「端末がかわいくておしゃれ!」ということ。シンプルなデザインの5色展開は性別を問わず持ちやすいはず。落ち着いたくすみカラーは幼すぎず、これから思春期を迎えるお子様でも照れずに使いやすいのではないでしょうか。
こちらの画像のように本体自体はシンプルで黒い端末で、iPhone5やiPhoneSE(第一世代)を思わせます。厳密には専用カバーでカラー展開しています。
こちらの専用カバーは単体でも販売(2,200円)されているので、汚したり飽きたりしてもすぐに買い替えられるのが嬉しいポイント。兄弟にお下がりする際にもどちらかの意見を優先する事無く好きなカラーのカバーに付け替えられますよ。
全5色ともペールカラーを採用しているため、キッズ商品にありがちな派手な色彩ではありません。大人でも欲しくなるおしゃれな色ですよね。お子様にもセンスの良いアイテムを持っていてもらいたい保護者の皆さんや、おしゃれなアイテムにこだわりの強いお子様自身も満足できるはず。
はみっくミエルスはセットアップや使い方が簡単
はみっくミエルスにはセットアップの手順書が同梱されています。
初期設定の流れに従って端末を起動し、後は画面にしたがって操作していくだけで端末のセットアップが完了します。
直感的に端末設定が完了するため、こういったスマホの設定に疎い方でもスムーズに設定できるのではないでしょうか。
スペック不足の機種だとこの時点ですでに「あれ?」と思うようなもっさりと重たい操作感がある事がありますが、はみっくミエルスはサクサクとストレスのない操作で使用できます。
お子様にスマホを持たせる理由のひとつに『連絡手段』というものがありますが、はみっくミエルスでは専用のHamicアプリを使用してメッセージの送受信や通話を行います。(受信・着信側にもHamicアプリがインストールされている必要があります)
引用元:Hamic APP
連絡手段がひとつのアプリにまとめられているので、Hamicアプリの使い方を覚えれば連絡ツールとしての使い方はバッチリです。
Hamicアプリではメッセージから画像や動画、音声メッセージを送受信する事もできます。LINEに似た使用感ですが、LINEのように知らない人と繋がる危険性はありません。
実際にQRコードを読み取った相手の連絡先だけが登録でき、登録している連絡先にのみ連絡できますよ。電話番号による発番ができないため、怪しい電話番号に掛けてしまったというトラブルとも無縁です。
みまもり機能が搭載されており、見守り対象に設定したアカウントのHamicアプリ利用履歴が確認できるようになっています。保護者・お子様間だけでなく、お子様同士の連絡もしっかり見守る事ができるため、コミュニケーションの中に危険やトラブルが迫っていればすぐに察知する事ができて安心ですね!
はみっくミエルスは子供の手になじむサイズ感
はみっくミエルスはお子様の手でも操作しやすいサイズ感も魅力のひとつです。
近年はスマホの大型化が進んでいますが、使いやすいサイズ感として人気の『iPhone8(iPhoneSE 第2・3世代と同じサイズ)』とはみっくミエルスはほぼ同じサイズです。
iPhone8と比べるとはみっくミエルスの方が厚みがあります。あまりスマートすぎても操作のしづらさを感じてしまいますが、ちょうど良い厚みで手にしっかりとフィットします。
実際には専用カバーをセットして使用します。専用カバーは持ち手の部分に軽いカーブがついており、さらに持ちやすく工夫されています。
ポリカーボネート製でクッションの効いた丈夫なカバーなので、万が一落としてしまっても大きなダメージを受けずに済みそうです。
下についている『SOSストラップ』を引くと防犯ブザーが作動します。SOSストラップは完全に引き抜く事はできない設計になっており、お子様が日常利用しても紛失する事はありません。
キッズ専用に作られた端末だからこその細やかな気遣いも高ポイントですね!
はみっくミエルスは安心・安全の防犯機能
『MIELSサービス』ははみっくミエルスならではの防犯機能です。この機能ははみっくポケットには搭載されていません。
はみっくミエルスにはビーコンが搭載されており、このビーコンの機能によってバッテリーが切れていても位置情報を検知できるようになっています。万が一充電を忘れて外出中にバッテリー切れになってしまっても安心ですね!
はみっくミエルス同士はもちろんのこと、『otta』というサービスに協力している自治体の施設やタクシーなどとも位置情報を共有しています。地域全体でお子様を見守るサービスが標準搭載なのははみっくミエルスならではの安心感と言えますね。
また、はみっくミエルスの防犯ブザーでSOSを発信すると、同時に周囲の音を録音する仕組みになっています。録音した音声と位置情報は素早く保護者に共有されます。お子様が誤ってSOSを発信してしまう事も少なくないトラブルの一つですが、こういった機能があると緊急性のあるSOSなのか誤報なのかがすぐにわかりますね。
もちろんSOS発信時にはブザー音が鳴りますよ。その他、画面を強い光で点滅させるなど、スマホならではの防犯機能もついています。
なお、防犯ブザーの音や録音、画面の点滅は設定画面からON/OFFの切り替えが機能です。
子供を「子供扱い」しすぎない設計
はみっくミエルスはキッズスマホにありがちな『幼いデザイン』や『ガチガチに制限された機能』ではありません。本体カバーのカラー展開はもちろんのこと、端末画面のアイコンなどは大人向けスマホと遜色のない仕様です。もちろん背景画像も変更できますよ。
小学校中~高学年といえば趣味嗜好ががらりと変わる成長期でもありますよね。あからさまに『お子様向け』という端末を嫌がるお子様にも納得していただけるのではないでしょうか。
Google Play Storeからアプリをダウンロードする事もできます。「スマホに最初からインストールされていたアプリしか使えない」という事もないので、親子で相談しながら少しずつスマホの機能・使い方に慣れる事ができます。
大人向けスマホに買い替える前のキッズスマホとして、はみっくミエルスは十分な機能を備えています。
はみっくミエルスの注意点・デメリット
はみっくミエルスはキッズスマホとしてとても魅力的な端末ですが、注意しておきたい事もあります。はみっくミエルスを購入・契約の前には以下の点に気をつけましょう。
- 電話番号発信ができない
- LINEの利用は非推奨
- Hamicを契約しないとMIELSサービスが使えない
- 家族みんなで同じキャリアに揃えた方がお得なケースがある
具体的な注意点について順番に解説していきますね。
はみっくミエルスは電話番号発信ができない
はみっくミエルスのコミュニケーションはすべてHamicアプリ経由で行います。Hamicアプリでは友達登録された相手とのみ通話の発着信、メッセージの送受信を行うため、通常の電話番号を使用した通話・通信を行うことはできません。
これはつまり、電話番号を指定しての発信や、一般固定電話への発番ができないということです。例えば「今日のお迎えの連絡はおばあちゃんにしてほしいけど、祖父母の家は固定電話しかない!」というような場合、はみっくミエルスからでは発信することができません。
はみっくミエルスで連絡を取りたい相手にはHamicアプリに対応した端末を持っていてもらう必要があります。スマホを購入してもらわなくても『Hamic BEAR(4,950円)』を購入すれば連絡は取れるようになりますが、Wi-Fi環境が必要です。
携帯回線も含めてインターネット回線が導入されていない家庭ではみっくミエルスと連絡を取るのは困難です。
はみっくミエルスはLINE非推奨
はみっくミエルスで電話番号を使用した通信が行えない関係から、はみっくミエルスではLINEのSMS認証をクリアする事ができません。
インストール自体はできるものの、LINEの新規アカウントを作成するためには別の電話番号が必要ということです。例えば自宅の固定電話や一時的に格安SIMを契約するなどで無理矢理使えるようにする事はできますが、LINEにHamicアプリと同じ見守り機能を搭載することはできません。
そのため、はみっくミエルスではLINEの利用を非推奨にしています。どうしてもLINEで連絡を取る必要がある方ははみっくミエルスではないキッズスマホや、大人向けスマホに他社見守りサービスを組み合わせるなどの運用がおすすめです。
Hamicを契約しないとMIELSサービスが使えない
はみっくミエルスはeSIMなので、Hamic月額契約をしなくても利用できるサービスです。ですが、Hamic月額契約のないはみっくミエルスではMIELSサービスを一とした一部見守り機能が利用できない点には十分注意が必要です。
具体的には以下のサービスが利用できません。
- MIELSシステム(バッテリー切れでも位置情報が検知できる)
- 位置情報通知(自宅や学校など指定した場所に到着すると通知)
はみっくミエルスのセールスポイントともいえる見守り機能が制限されてしまうため、場合によっては他社の見守りサービスなどを契約する必要があるかも知れません。他社格安SIMで運用したとしても別途見守りサービスを契約するとなると、月額1,100円を超えてしまうこともあるでしょう。
はみっくミエルスを購入するならHamic月額契約とのセット利用がおすすめです。
家族みんなで同じキャリアに揃えた方がお得なケースがある
はみっくミエルスのプラン料金はキッズスマホプランとしては安すぎず高すぎずの価格帯であるため、場合によってはもっと安くキッズスマホプランを契約できる可能性があります。
例えば、家族みんなで『ワイモバイル』を利用しているケースは家族みんなで同じキャリアに揃えた方が料金的にはお得です。
はみっく | ワイモバイル | |
基本料金 | 1,100円 | 2,178円 |
割引 | - | 家族割:-1,188円 |
合計月額 | 1,100円 | 990円 |
データ量 | 1GB | 3GB |
月額料金もさることながら、データ量も三倍。自宅にWi-Fiがない家庭や外出時の通信量が多いお子様は1GBでは不安なケースもあるでしょう。このような場合には3GB使えるワイモバイルのようなプランの方が安心できるかも知れません。
はみっくミエルスをおすすめする人
これまでの特徴を踏まえ、はみっくミエルスは以下のような方におすすめのキッズスマホです。
- 小学校中~高学年の方
- 充実した見守り・防犯機能を求めている方
- バッテリーの大きいキッズスマホが良い方
- 大人向けスマホを持たせるのが心配な方
- 子供向けのデザインや機能では不満がある方
はみっくミエルスはキッズスマホに最適な充実した見守り・防犯機能を備えています。防犯ブザーだけでなく録音や位置情報の送信といった安心機能もバッチリ。
バッテリーが切れても位置情報を検知できたり、SOSブザーのタグも紛失しない工夫がされていたり、小学生が使用する事を前提に作られた細やかな気遣いも魅力的です。カバー単体で販売されているので傷や汚れが酷い時にはすぐに交換できますよ。
好みにもよりますが、キッズスマホの中でもトップクラスのデザイン性の高さははみっくミエルスならでは。落ち着いたカラー展開で男女を問わずお気に入りが見つかるはずです。
はみっくミエルスをおすすめしない人
反対にはみっくミエルスは以下のような方にはおすすめできません。当てはまる方は購入・契約の前に十分検討しましょう。
- 連絡のメインツールをLINEにしたい方
- 電話番号発信機能が使いたい方
- 機能制限されないスマホが良い方
- お子様に3万円程度の機種を持たせるのが心配な方
はみっくミエルスはおしゃれで機能的にも充実したキッズスマホですが、あくまでもキッズスマホとしての利用を前提に作られた機種です。Hamicアプリでしか連絡が取れないなど、はみっくミエルスならではの機能制限があります。
電話番号の発信やLINEの利用を前提にお子様へのスマホ購入を考えているのであれば、大人向けのスマホに見守りサービスを組み合わせて持たせた方が利用しやすいでしょう。
また、はみっくミエルスはキッズスマホとしては安くない機種です。安い端末だと1万円弱くらいから購入できる市場の中ではかなり高額に感じてしまう方もいるかもしれませんね。
はみっくミエルスの購入・契約方法
はみっくミエルスは『端末の購入』と『プランの契約』を別に行う仕組みです。流れとしては、まずは端末を購入し、端末が届いたら初期設定の流れの中で『Hamic月額契約』に契約します。このとき、Hamic月額契約をせずにeSIM対応の格安SIMを利用しても問題ありません。
ただし、Hamic月額契約をしないと見守りサービスの一部機能が利用できなくなるなど、はみっくミエルスの持つ機能を十分に活かすことができなくなるのでご注意下さい。
それでははみっくミエルスの購入方法とプランの契約手順について順番に解説していきますね。
はみっくミエルスを購入する方法
はみっくミエルスは公式オンラインショップの他、楽天市場でも購入できます。どちらで購入しても価格は同じです。今回ははみっく公式オンラインショップからの購入方法をご紹介します。
- 公式オンラインショップで『はみっくミエルス』をさがす
はみっく公式サイトのメニューを開き、『ストア』の中から『MIELSシリーズ』を表示します。 - はみっくミエルスを選択
商品一覧の中から『はみっくミエルス』を選択します。このとき、レンタル契約をしたい場合には『【レンタル】はみっくミエルスシェアプラン』を選択してください。ここでレンタルの方を選ばないと端末購入の手続きになってしまうので注意してくださいね。
- はみっくミエルスをカートに追加する
はみっくミエルスの詳細ページから購入したい色を選択して『カートに追加する』を選択します。レンタル契約の場合はここでレンタル契約に関する注意事項に同意しなければいけません。カートに追加するボタンの上に注意事項が記載されているので、最後まで読んでから3つのチェックボックスにチェックを入れてくださいね。
カートに追加できたら支払いに進むので、そのほかに購入したいアイテムがある場合は引き続き買い物を続けて購入したいアイテムをすべてカートに追加してください。
- ショッピングカートを確認する
すべての購入したいアイテムをカートに追加できたら、画面上部にあるショッピングバッグのアイコンを選択して『ショッピングカート』を表示しましょう。アイテム一覧や選択した色に間違いがないかよく確認してくださいね。ショッピングカートの中身が確認できたら『ご購入手続きへ』へ進みます。
- 『配送先』と『配送方法』の登録
画面の指示に沿って連絡先と配送先を入力していきます。お子様の名前ではなく保護者の名前を入力しましょう。支払いに使用するクレジットカードの名義人と同じで大丈夫です。また、ここで連絡先を入力しなくても『amazon pay』『Google Pay』などとの連携(エクスプレスチェックアウト)によって配送先を連携できますよ。面倒な方はエクスプレスチェックアウトを活用してくださいね。
すべて入力できたら『配送方法の選択へ進む』を選択します。
続いて配送方法の設定です。ゆうパックかメール便が選べます。いずれもはみっくミエルスの購入なら送料無料です。好みの方にチェックを入れて『お支払いへ進む』を選択しましょう。なお、レンタル契約の方はゆうパックに固定です。
- 支払い
引き続き、支払い情報を登録します。デフォルトではクレジットカードがチェックされています。カード番号や名義人などの入力をしていきましょう。クレジットカードの他『Amazon Pay』での支払いも可能です。Amazon Payで支払う場合にはAmazonへのログインが必要です。
お好みの支払い方法を選択・情報入力ができたら『今すぐ支払う』を選択してください。
- はみっくミエルスが届くのを待つ
これではみっくミエルスの購入は完了です。端末が届くのを待ちましょう。
この時点では『Hamic月額契約』は契約できていません。まだ端末を購入しただけの状態です。
レンタル契約の場合も同様に、この時点ではレンタル初期費用(3,300円)のみが発生している状態で、まだ月額契約は完了していません。
はみっくミエルス(Hamic月額契約)を契約する方法
はみっくミエルスが届いたら、開封して端末をセットアップをしていく流れの中でHamic月額契約を行います。詳しい契約方法は以下の通りです。
- 端末のセットアップ準備をする
はみっくミエルスに同封されている手順書に沿ってセットアップの準備をします。端末に電池パックを装着してバッテリーを充電しましょう。 - セットアップをはじめる
バッテリーが充電できたら、端末の電源を入れましょう。表示されたQRコードを保護者のスマホから読み取ります。ここからは保護者の端末で操作していきますよ。表示された作業の流れを確認し、画面の指示に沿ってボタンの選択や情報の入力を進めてくださいね。
- Hamic契約状況の確認
最初に現時点でHamicを利用しているかどうかの確認が入ります。これから初めてはみっくを利用する場合は『Hamicをはじめて契約する』を選択してくださいね。はみっくポケットからの機種変更や買い替え、以前利用していた場合には『Hamicを契約したことがある または契約している』を選択してください。
- Googleアカウントの設定
お子様用のGoogleアカウントと保護者のGoogleアカウントを連携してGoogleファミリーリンクの設定を行います。ここでは詳しい内容は割愛しますが、画面の指示に従って設定していけば難しい事はありません。 - Hamicアカウントの設定
続いて、Hamicアカウントの設定です。こちらもお子様用アカウントと保護者用アカウントを設定していきます。これから初めてはみっくを利用する方はお子様用と保護者用のアカウントをそれぞれ新しく作成しましょう。こちらも詳しい内容は割愛しますが、画面の指示に従って設定していけば簡単に作成できますよ。
- 契約手続き
ここでようやくHamic月額契約の契約です。画面の指示に沿って契約者情報を入力していきましょう。このとき入力するのは保護者の情報です。間違えてお子様の情報を入力しないように注意してくださいね。 - 契約内容を確定
引き続き画面の指示に従って『フィルタリングの設定』『注意事項の確認』を行います。いずれもすべての内容に目を通して、チェックを入れていきましょう。最後にここまで入力してきた内容を確認し、問題がなければ『契約を確定する』をタップしてください。これでHamic月額契約の内容が登録できました。
- 引き続きセットアップをすすめる
引き続きセットアップをすすめてはみっくミエルスを使用できる状態にしていきましょう。セットアップに関する手順は割愛しますが、ここからも画面の指示に従っていけば簡単に完了させる事ができるので安心してくださいね。
契約が確定した月から利用料金が発生します。請求は翌月3日。日割り計算などはないので、1ヶ月分の料金(1,100円)がまるごとかかります。
はみっくミエルスに関するよくある疑問・質問
最後に、はみっくミエルスに関するよくある疑問や質問をまとめてみました。
- Hamic月額契約のプラン単体で契約する事はできる?
- はみっくポケットからはみっくミエルスに機種変更はできる?
- はみっくミエルスから一般スマホへの機種変更はできる?
今回はこれらの内容について解説していきますね。
Hamic月額契約のプラン単体で契約する事はできる?
2024年現在、Hamic月額契約は単体で契約する事はできません。
はみっくミエルス/ポケットともにIIJのドコモ回線を使用しているため、単純に同品質の回線プランのみを契約したいであればIIJ mioのドコモ回線がおすすめです。IIJ mioは定量ギガプランや従量制プラン、eSIM専用プランなど豊富なプラン展開と格安SIMの中でもトップクラスに安いプラン料金で人気の格安SIMです。
一方、MIELSサービスに魅力を感じているのであれば、素直にはみっくミエルスへの契約がおすすめです。
協力会社『otta』でも見守りサービスを提供していますが、はみっくミエルスとまったく同じ機能が使えるわけではありません。専用端末の購入と月額契約が必要なため、ottaのサービスだけでも月額748円かかります。コスパ的にはスマホ機能を備えて月額1,100円のはみっくミエルスが優秀と言えるでしょう。
はみっくポケットからはみっくミエルスに機種変更はできる?
機種変更はできますが、はみっくの機能でダウンロードや保存したデータの引き継ぎを行う事はできません。
はみっくで機種変更手続きをすると、はみっくポケットに連携されたアカウントで登録されている回線契約をHamic月額契約(はみっくミエルスのプラン契約)に切り替えられます。
はみっくポケットにはSDカードが挿入できないため、物理的なデータ移行を行うことができません。Googleドライブへのデータ転送やUSBケーブルでパソコンにバックアップを取るなどをすればデータ移行は可能です。
はみっくミエルスから一般スマホへの機種変更はできる?
はみっくミエルスははみっく対応機種(はみっくミエルス/ポケット)でのみ契約できるプランなので、一般スマホへの機種変更=Hamic月額契約の解約という事になります。つまり、Hamic月額契約を維持したままはみっくミエルスから一般スマホへの機種変更はできません。
はみっくミエルスでは機能が足りないと感じた時は、料金プランを見直すタイミングとも言えるでしょう。大手キャリアやそのサブブランド、格安SIMでは中高生向けの料金プランや割引を実施しています。また、セールやキャンペーンによってリーズナブルに端末購入できる事も。
はみっくミエルスの卒業が見えてきたお子様には、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
はみっくミエルスの実機レビューまとめ
はみっくミエルスは専用のHamic月額契約を行う事で充実した見守り機能が使える小学校中~高学年向けのキッズスマホです。
見守りシステムのエキスパート『otta社』の協力によってバッテリー切れの状態でも位置情報を検知できたり、SOSブザーの発信と同時に周辺音の録音や位置情報の送信を行うなど、優秀な防犯機能が充実。
ただし、防犯の面では秀でた特徴である『連絡ツールは専用のHamicアプリを経由のみ』という点は、成長や使い方によってはデメリットになる可能性があります。どんな用途としてスマホを持たせておきたいのかはよく考えておきましょう。
その他、SOSブザーの紛失防止やカバー単体の販売など、小学生が使用する際の地味な心配事にも配慮された設計ははみっくミエルスならでは。従来のキッズスマホとは一線を画す落ち着いたおしゃれな見た目で、趣味嗜好が変わり始めた中~高学年のお子様も気に入るはず。
防犯重視の方やデザイン性の高いキッズスマホを探している方におすすめです。