スマートフォンを契約しているユーザーの多くが、Wi-Fiの恩恵を受けているのではないでしょうか。
今の時代インターネット回線は必要不可欠で、多くのモノがインターネットに接続されています。
今回紹介するのは、auのWi-Fiルーター「auスマートポート」です。
通信速度は、LANケーブル接続時は受信最大1Gbps、Wi-Fi接続時は受信最大867Mbps
月額料金は「ホームルータープラン+2年契約N+auスマートバリュー」の加入で4,721円/月
auスマートポートとは、モバイル回線を使用した据置型の高速ホームルーターです。
固定回線・ポケットWi-Fi(モバイルルーター)・テザリングの回線比較↓
ホームルーター | 固定回線 | ポケットWi-Fi | テザリング | |
使用回線 | WiMAX2+・LTE | 光回線 | WiMAX2+・LTE | WiMAX2+・LTE |
工事 | 不要 | 必要 | 不要 | 不要 |
電波の強さ | 4 | - | 3 | 2 |
通信制限 | なし(一部あり) | なし | なし(一部あり) | あり |
持ち運び | △ | × | 〇 | 〇 |
本体からWi-Fi(無線)を飛ばして、受信したスマホやタブレット端末はインターネットに接続出来るようなります。
工事が不要で自宅のコンセントに接続するだけで、すぐに使える高速インターネットです。
auスマートポートとして取り扱われている製品は「Speed Wi-Fi HOME L02」
データ通信端末としても販売されています。
auスマートポートと言う名前は、auのブランド名として使われています。
auスマートポートは、本来auスマートバリューがエリア外の家庭に向けたサービスであり、インターネットを引きたいけど何らかの理由で引くことができない時にWi-Fi環境を提供するために導入されました。
auスマートポートを契約することで、auスマートバリューが適用になり、携帯電話の利用料金から割引を受けることができます。
割引は、家族に1人だけでなく家族全員分が適用となります。
今、注目されているホームルーターですが、光回線やポケットWi-Fi等と何が違うのでしょうか?
auスマートポートの特徴を詳しくみていきましょう。
auスマートポートの通信速度
auスマートポートのネットワーク通信は、「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」の2モード利用出来ます。
ハイスピードモードは「WiMAX2+」エリアを利用でき、ハイスピードプラスエリアモードは「WiMAX2+」と「4G LTE」エリアを利用できます。
WiMAX2+はUQコミュニケーションズが提供しており、通信制限を設けないプランがあるのが特徴です。
通信速度は、LANケーブル接続時は受信最大1Gbps、Wi-Fi接続時は受信最大867Mbpsで、4K動画もストレスなく視聴できます。
auスマートポートの速度に関しては、口コミでも悪い評価は滅多にありません。
ハイスピードプラスエリアモードを利用すると+1,105円/月かかりますが、auスマートポートを契約するとそれが無料で利用できます。
ハイスピードプラスエリアモードで30GBを超過すると速度制限
基本的にauスマートポートで常に利用するモードは、「ハイスピードモード(WiMAX2+)」です。
月間データ容量の制限としては、ハイスピードモードはデータ容量に上限がなく、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると月間30GBまでの利用となります。
ハイスピードプラスエリアモードで30GBを超えた場合、ハイスピードモードを含めて当月中は速度規制がかかり、通信速度は送受信最大128kbpsとなります。
初期設定はハイスピードモードになっているので変更しないほうが良いですね。
スマートフォンでも同じですが、ネットワーク混雑回避のため、直近3日間に合計10GB以上利用した場合も速度規制がかかり、18時〜翌日2時頃のデータ通信が混雑する時間帯は1Mbpsに制限されます。
「1Mbpsってどれくらいの速度?」って思いますが、YouTubeの標準画質のものであれば見れるようですが、ストレスがないかと聞かれたら「ある」と答えるレベルです。
家族が多く全員で接続する場合は、気をつけないといけませんね。
ハイスピードプラスエリアモードへの切り替えも注意しなければいけません。
30GBなんてあっという間に超えてしまいそうです。
auスマートポートの利用料金
auスマートポートの利用料金は、
「ホームルータープラン+2年契約N+auスマートバリュー」の加入で4,721円/月です。
通常のデータ端末の契約では、ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は別途+1,105円/月かかります。
しかし、auスマートポートはauスマートバリュー向けのプランのためその料金が無料となります。
さらに、新規契約の手数料や本体価格も一切かからず無料です。
auスマートポートの解約・違約金
auスマートポートは、「2年契約N」に加入すると2年単位で自動更新となります。
2年契約N満了月の当月、翌月、翌々月の3ヶ月間の更新期間以外に解約すると、契約解除料1,100円がかかります。
解約月は料金プランは日割計算とならず、満額かかります。
回線が繋がらないなどのエリア理由で2年以内に解約したとしても端末代金はありませんし、毎月の月額料を払うくらいであれば違約金の1,100円を支払った方が安くすみます。
解約をどうするか迷うこともなさそうです。
auスマートポートおすすめの人
auスマートポートはauスマートバリューが適用になることが条件のため、auユーザーであることが1番大切です。
他社ユーザーは、契約すると反対にもったいないです。
auスマートバリュー対象の固定通信サービスが工事不可の物件に住んでいたり、引っ越しが短期間に多くて工事をすることが難しいユーザーに向いています。
一人暮らしで気軽にWi-Fi環境を整えたい方にもおすすめです。
ゲームや動画などを1日中通して見続けるヘビーユーザーには、あまりオススメはできません。
そのような方は、光回線を取り込んだほうが満足できます。
ヘビーな使い方はしないWi-Fiでノートパソコンと繋いだり、スマートフォンの速度規制がかからないようにしたいと考えている人に使っていただきたい製品です。
通信回線が基本的にWiMAX2+になりますが、都市部ではもちろんつながりやすいですが、山奥に住んでいたりすると電波を拾わない可能性があるので注意してください。
auショップによっては、電波エリア確認用貸出機を用意しているところもあります。
1週間ぐらい借りれたと思うので、問い合わせてみるのも良いでしょう。
auスマートポートのまとめ
auスマートポートは工事なしで気軽にWi-Fiが利用できるのは大変便利です。
メリット
①手軽さ!開通工事が不要でコンセントに繋ぐだけ=契約日当日に使える
②高画質動画もストレスなく視聴可能
③4本の高感度アンテナが配置されており、360度電波をしっかりキャッチ
④ Wi-FI規格「IEEE802.11ac」の技術により、スマホ等の端末をしっかり検知し狙って電波を送るので通信が安定している
⑤同時接続に強く最大40台まで接続可能
⑥帰省時などWi-Fiを使いたい時に持って帰れる
⑦配線が何本もないのでスッキリとしている
⑧auスマートバリューで携帯電話料金が550〜1,100円安くなる
⑨新規契約事務手数料と端末代金が無料
デメリット
①光回線と比較すると速度は遅い→ヘビーユーザーには向かない
②3日間で10GBの制限はある
③手軽には持ち運べない
④2年継続利用しないと違約金がかかる
⑤料金が高め
⑥電波が届きにくいエリアがある
引っ越しが多い人や、インテリアにこだわる人、家族でインターネットを利用する人におすすめです。
速度を求めたり通信量が多い人は、光回線の方が良さそうです。
auユーザーでルーターを検討している方は、ぜひ一度auスマートポートをチェックしてみてくださいね!