Xperia 1 VIIの実機レビュー！メリット・デメリット｜SIMフリーモデルとキャリアモデルの違い

SONYの大人気スマホXperiaの最新ハイエンドモデル『Xperia 1 VII』が2025年6月5日に発売されます。

Xperia 1シリーズはXperiaの中でも高性能なシリーズなため、機能や性能、使い心地やサイズ感など細かい部分まで実機で確認したい方も多いのではないでしょうか。とはいえ実機での確認は手間も時間もかかるので、なかなか難しい方もいるはず。

そこで今回は、Xperia 1 VIIの実機をもとにより詳しくご紹介していきます。

それではこれからレビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Xperia 1 VIIのスペック・本体価格

まずはXperia 1 VIIの本体価格やスペックから確認していきましょう。

まさに「ハイエンドモデル」と言わんばかりのフルスペックが魅力的ですが、購入窓口によって対応していないRAM/ROMやカラーがあるため、欲しいモデルが決まっている場合は購入窓口が限られるので注意しましょう。

従来のXperia 1シリーズの魅力はそのままに、細やかな「あると嬉しい」がパワーアップしている印象があります。

カメラやウォークマン、ディスプレイなど、様々な電子機器を取り扱ってきたSONYだからこその技術を集約したXperia 1 VIIは、スマホで趣味を楽しむ方にピッタリの機種です。

SONY公式オンラインストアのソニーストアでは上記の通りの価格ですが、各種キャリアでは12GB/256GBのモデルのみ、以下の通りの価格で販売しています。

※要返却

定価はSONY公式オンラインストア（204,600円～）が一番安価ですが、返却を前提としてキャンペーンを利用した場合は各種キャリアでの実質価格の方が安くなりますよ！

1～2年程度を目安に機種変更する方は各種キャリアでの購入がおすすめです。

前述の通り、スペック面では間違いないハイエンドモデルですが、最大のデメリットは20万円を超える本体価格です。この価格を支払うだけの価値があると思えるかどうかが評価のポイントになるので、引き続きXperia 1 VIIの特徴についてもチェックしてみてくださいね。

Xperia 1 VIIの実機レビュー！特徴からみるメリット・デメリット

ここからはXperia 1 VIIの実機を紹介しながら、Xperia 1 VIIの特徴からメリットやデメリットについて解説していきます。

Xperia 1 VIIの特徴は以下の通りです。

総合的にみると、Xperia 1 VIIはSONYのエンタメ系技術を集結させた趣味にピッタリのハイエンドモデルと言えるでしょう。Xperia 1 VIIはポータブルオーディオの『ウォークマン』、デジタル一眼レフカメラの『α』、モニターの『ブラビア』などなど、SONY製品ならではの特徴を受け継いでいます。

それでは、それぞれの特徴について順番に解説していきますね。

Xperia 1 VIIの特徴① どんな環境でも見やすいディスプレイ

Xperia 1 VIIでは背面にも照度センサーを搭載しており、いつでも見やすいディスプレイを実現しています。

スマホ画面の明るさをオートに設定している方は多いと思いますが、画面が明るすぎたり暗すぎたりする現象が起きたことはありませんか？

従来のスマホは前面の照度センサーのみでディスプレイの明るさを調整していたため思わぬ明るさで見づらくなる現象が起きていましたが、Xperia 1 VIIは前面と背面の両方にセンサーがあります。また、明るい直射日光の下でも問題ないほどに本体ディスプレイの最大輝度も向上しました。

これにより、より広い範囲の明るさを感知していつでも見やすいディスプレイに自動調整してくれますよ。

Xperia 1 VIIの特徴② 画面から目を離しても被写体をとらえて撮影できるAIカメラワークがすごい！

背面の広角レンズと超広角レンズではAIカメラワークが使用可能です。自動で被写体を中央にとらえるため、誰でもプロ級の映像が撮影できますよ。

お子さんの撮影や推し活などで「撮影もしたいけど肉眼でもしっかり観たい！」という機会は意外と多いですよね。そこで活躍するのがXperia 1 VIIのAIカメラワークです。

また、オートフレーミングという機能では引きと寄りの2つの画角で自動に撮影するため、大切な瞬間を逃しません。

AIカメラワークやオートフレーミングの機能でしっかり被写体を撮影してくれるので、画面を注視していなくても綺麗な動画が撮影可能です。Xperia 1 VIIなら実際に目で見た光景を後から映像で思い出すような体験ができるでしょう。

Xperia 1 VIIの特徴③ ウォークマン技術を採用した迫力のあるサウンド（イヤホンジャック搭載）

Xperia 1 VIIにはイヤホンジャックがあるので、イヤホンやヘッドホンは有線派の方も満足できるでしょう。ウォークマンで培ってきた技術により、イヤホンジャックで接続した際の高音質化しています。

また、Bluetoothもver.6.0に対応したため、遅延が軽減されています。無線派の方も音楽や音声が途切れることなく作品を楽しめますよ。

もちろん前モデルにもあった『フルステージステレオスピーカー』も搭載。左右均等なスピーカーで臨場感のある音楽体験が可能です。

Xperia 1 VIIの特徴④ 充電なしで2日間使える抜群のバッテリー持ち

Xperia 1 VIIは5,000mhAのバッテリーを搭載しているので、2日に一度充電する程度で十分な日常使いが可能です。

筆者の場合、日常連絡程度のLINEや通話、隙間時間のSNSや動画視聴を楽しむような使い方であれば、ちょうど2日目の就寝頃に充電のタイミングになりました。充電されるのが遅いと感じることもありません。

一日中ガッツリ動画視聴やゲームプレイをしたり、長電話をしたりとなると2日間持たせることは難しいですが、それでも1日なら十分耐えうるバッテリー性能です。趣味に特化したXperia 1 VIIとの相性もバッチリですね。

なかなか充電するタイミングが取れない方やモバイルバッテリーを持ち歩きたくない方にとってはありがたいですね！

一方、一般的なバッテリー（4,000mhA前後）に慣れている場合、Xperia 1 VIIの大容量バッテリーの消費サイクルに慣れるまでは充電のタイミングがわからずに困るかもしれません。

Xperia 1 VIIの特徴⑤ SDカードに対応

Xperia 1 VIIでも引き続きSDカードに対応しているため、SDカードによるストレージの拡張が可能です。

Google Pixelシリーズをはじめとし、最近のAndroid機種はSDカードに非対応であることも多いなか、助かる方も多いのではないでしょうか。写真や動画などをSDカードに保存していれば、SDカードを差し替えるだけでXperia 1 VIIでも引き続き同じデータを利用可能です。

もちろん写真や動画だけでなくアプリなど、SDカードに保存可能なデータはSDカードに入れておけば本体ストレージを圧迫することなくスマホを使うことができますよ。

なお、最大2TBのSDカードが使えるため、ほとんどの方はSDカードの容量で困ることはないでしょう。

Xperia 1 VIIの特徴⑥ シンプルに特化した美しい本体デザイン

Xperiaといえば超シンプルなデザインが特徴的ですが、Xperia 1 VIIでもシンプルで美しい本体デザインは健在です。

ソリッドでやや傾斜のついたフレームにはやや厚み（8.2mm）があり、手になじみます。カメラ部分は少し出っ張っていますが、カバーをしてしまえば目立ちません。全体のデザインはコンパクトでスリムなデジカメのような印象もありますね。

シャッターボタンがついているので、写真撮影や動画撮影はとてもスムーズです。Xperia 1 VIよりごくわずかにボタンが大きくなったので、より指にフィットしやすくなりました。

カラー展開は『ストレートブラック』『モスグリーン』『オーキッドパープル』のダークトーン3色で、ホワイトやシルバーといった明るめのカラー展開がないのがやや残念ですね。

また、本体サイズは『幅74mm×高さ162mm』とかなり縦長で、ポケットや小さなカバンに入れて持ち歩くことが難しくなるサイズ感です。参考までに、iPhone16eと比べると1.5cmも長いです。

Xperiaシリーズ愛用者にはおなじみのサイズ感ではありますが、初めてXperiaシリーズを購入する方は縦の長さに驚いたり戸惑ったりすることもあるでしょう。

Xperia 1 VIIの特徴⑦ OSバージョンアップは最大4回、セキュリティアップデートは6年間に対応

Xperia 1 VIIでは4回のOSバージョンアップと6年のセキュリティアップデートに対応しているため、同じ機種を長く使い続けたい方にとっても満足できる機種になっています。

高額でハイスペックな機種ですから、一度購入したら長期間使い続けるつもりで購入したいと考えている方もいるはず。4世代分（約4年程度）のOSバージョンアップに対応しているとすれば、スマホとしては十分と言えるでしょう。

Xperia 1 VIIのOSバージョンアップやセキュリティアップデートに対応できなくなるころにはまた進歩した技術による最新のXperiaシリーズが発売されているはずです。

いつでも最新の機種を使い続けたい方は大手キャリアの機種購入プログラムなどを利用し、機種返却を前提とした1～2年間での機種変更がおすすめです。

Xperia 1 VIIの購入価格を抑えるならキャリアの機種購入プログラムがおすすめ

Xperia 1 VIIの定価は204,600円～と高額ですが、出費を抑えるなら大手キャリアの機種購入プログラムを利用して購入するのがおすすめです。

機種購入プログラムでは端末返却を条件に分割払いの一部の支払いが免除になるため、出費が抑えられる仕組みになっています。

返却が必須条件なので3年や4年といった長期間にわたり機種を使用したい方には不向きですが、1～2年程度で機種変更したい方にはピッタリのキャンペーンです。

Xperia 1 VIIはドコモのいつでもカエドキプログラムなら109,340円～

Xperia 1 VIIが購入可能なキャリアは『ドコモ』『au』『ソフトバンク』の3社ですが、機種購入プログラムを利用して最安値でXperia 1 VIIが利用可能なのはドコモです。

ドコモでのXperia 1 VIIの料金シミュレーションは以下の通りです。

【ドコモ】いつでもカエドキプログラム×Xperia 1 VII

SONYの定価では204,600円の機種が109,340円で利用可能になるのは嬉しいですね！

約2年間の使用でも158,950円と、SONY価格より安いのもポイントです。「さすがに1年での機種変更はちょっと……」という方は、23ヶ月目の返却でも十分リーズナブルに使用できますよ。

ドコモに限らず機種変更プログラムの利用は返却のタイミングにより免除になる金額が異なります。一概に返却が早ければ早いほど良いというわけでもないので、SONYの定価より安く利用できるタイミングとしては『2年以内で返却』を目安にしておくと良いでしょう。

なお、最大46回の分割払いを終えると端末返却の条件や支払いはなくなり、完全に自分の端末になります。この場合には下取りなどに出しても良いですし、サブ機やお下がりとして子供用にしても良いですね。

Xperia 1 VII｜キャリア版とSIMフリー版の違い

窓口選びのひとつの指標として、Xperia 1 VIIがキャリアで販売している『キャリア版』であるかSONYから販売している『SIMフリー版』であるかというものがあります。Xperia 1 VIIのキャリア版とSIMフリー版の違いは以下の通りです。

絶対に注意しなければいけないのは『RAM/ROMの容量』です。窓口によっては購入できないモデルがあるので注意しましょう。

RAM/ROMの容量以外はどの窓口から購入しても取り返せない失敗というほどではないのでご安心ください。ただし、好みや状況によっては譲れない部分にかかわる可能性もあるので、購入前の予備知識として覚えておいてくださいね。

【Xperia 1 VII】キャリア版とSIMフリー版の違い① RAMとROMの容量

Xperia 1 VIIは、公式サイトで購入可能なSIMフリー版には複数のRAM/ROM展開がありますが、キャリア版はバリエーションがないので注意しましょう。

上記の通り、『12GB/512GB』『16GB/512GB』のモデルはキャリアで購入することはできません。

よりハイスペックなXperia 1 VIIを購入したいと考えている方はSONY公式オンラインストアから購入するようにしましょう。

【Xperia 1 VII】キャリア版とSIMフリー版の違い② 本体価格と適用できるキャンペーン

Xperia 1 VIIは購入窓口によって販売価格が異なるため、より安価に購入したいと考えている方は窓口選びも慎重に！

まず、本体価格の定価がもっとも安価なのはSONY公式のソニーストアです。

ただし、ソニーストアでは『Xperia 1 VII販売キャンペーン』を利用したとしても最大3万円までの割引しかありませんが、各キャリアでは返却を前提とした購入プログラムなどの利用により、10万円台から購入可能です。

基本的には『他社からの乗り換え』『1～2年程度で端末返却』『オンラインストアで購入』の組み合わせで上記の価格から購入できるようになっています。

キャンペーンをうまく利用すれば定価の半額程度で購入できるので、価格が購入のハードルになっている方はぜひキャリアでの購入も検討してみてくださいね。

【Xperia 1 VII】キャリア版とSIMフリー版の違い③ カメラのシャッター音の有無

SIMフリー版はマナーモードにすることでカメラのシャッター音がOFFになります。音がならなくても故障などではないのでご安心くださいね。

赤ちゃんやペットなど、音に敏感な被写体を撮影するときにはシャッター音がOFFになっていると気兼ねなく撮影できるでしょう。

ただ、設定からシャッター音を消すことができるカメラアプリもあるので、この一点のみではSIMフリー版に決定する理由としては弱いかもしれません。

【Xperia 1 VII】キャリア版とSIMフリー版の違い④ キャリア専用アプリの有無

キャリア版のXperia 1 VIIには購入したキャリアの専用アプリや起動画面が設定されています。

一方でSIMフリー版にはキャリアに関するアプリや設定がないため、このような専用のアプリのインストールや起動画面は設定されていません。

本体起動時に若干SIMフリー版の方が早く立ち上がる傾向にありますが、起動時のほんの数秒程度なので気にならない方も多いでしょう。

Xperia 1 VIIの実機レビューまとめ

Xperia 1 VIIは趣味に特化したSONY技術の集大成スマホです。

ゲーム、カメラ撮影、ビデオ視聴、音楽鑑賞など、スマホで趣味を楽しむ方にとっては嬉しい技術と機能が搭載されていますよ。

バッテリー持ちも抜群で、日常使いなら丸2日は持つほどの大容量バッテリーが魅力です。スマホの趣味利用との相性も良く、フル活用しても丸一日持つので安心感があります。バッテリーを気にせず趣味やレジャーが楽しめるでしょう。

価格は20万円を超える高額機種ですが、1～2年程度での機種変更を前提に、キャリアの機種購入プログラムを利用すると半額程度の出費に抑えることができますよ。

中でもドコモは機種購入プログラムを適用した場合の最安値窓口なので、Xperia 1 VIIの価格に悩んでいる方はまずは一度チェックしてみることをおすすめします。