学割シーズンに「利用者登録」と言う言葉をよく聞きますよね。
単語からある程度想像ができそうですが、実は条件や細かい決まりがあります。
今回は、auの利用者登録についてお話します。
意外と知らないメリットやデメリットを話します。
参考にしてみてくださいね。
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auの「利用者登録制度」とは?
auの利用者登録は、お子さんが使用するau携帯電話を親権者の名前で申し込む場合など、契約者と利用者が異なるときに、利用者の情報を登録することができる制度です。
登録できるのは、利用者の名前と生年月日です。
小学生だとまだ自分の名義で契約することができないので、親名義・子供利用者で登録することが多いです。
auのキッズケータイ(スマホ)などを新規契約するときは、ほとんどが利用者登録します。
また、中学生でスマホデビューをするご家庭も多いので、その時に父親名義で新規契約して子供を利用者登録している方が多い印象です。
利用者として登録できるのは個人かつ契約者の家族で、家族割のグループに入れる間柄であればOKということです。
友人関係や恋人関係の人を利用者として登録することはできません。
申込方法
申込みは、au取扱店で受付しています。
オンライン上では手続き不可能です。
契約者の本人確認書類と、利用者の保険証(+学生証)や住民票などの名前と生年月日が分かるものを持参しましょう。
※個人番号(マイナンバー)通知カードは不可
手続き時間は5分くらいとあっという間に終わります。
auの利用者登録の注意事項
利用者登録を行うにあたっての注意事項がいくつかあります。
責任は契約者にあり
万が一支払いが滞ったり、その他回線の利用により発生した責務は利用者ではなく契約者にあります。
利用者が成人していたとして、契約者は利用者に毎月の携帯電話料金を支払うように依頼しても、利用者が支払わなかった場合は契約者の信用情報に傷がつくことになります。
また、利用者が迷惑メール送信行為等の違反行為を行った場合は、契約者がその行為を行ったとみなされます。
契約を強制解除されたり、他のキャリアと情報が共有されてしまうので気をつけましょう。
一度そうなると、今度新規契約や何か手続きをしたいときに断られる可能性がでてきます。
手続きができるのは契約者
auにて何か手続きが必要になった場合、利用者登録がされていたとしても、契約者の来店が必要となります。
本人確認は、あくまでも契約者が重要です。
全ての権限が契約者にあります。
利用者が未成年は親権者と来店が必要
20歳未満の利用者は、必ず契約者である親権者と同伴で来店してください。
利用者が20歳未満の場合、原則安心アクセスサービス等のフィルタリングサービスを利用しなければいけません。
機種変更だと、フィルタリングサービスの要不要に限らず親権者同意書も必要です。
契約者が父親なのに、親代わりのおばあちゃんと来店する利用者がいますが残念ながら受付出来ません。
利用者が未成年の場合はかんたん決済の上限額が低い
インターネットなどで購入した商品代金をau携帯電話の利用料金と一緒に支払う「auかんたん決済」の利用限度額は、利用者の年齢に応じて設定されています。
ポイント
~12歳 ~1,500円
13~17歳 ~10,000円
18~19歳 ~20,000円
20歳以上 ~100,000円
「まとめてau支払い」の購入限度額は、10,000円/月までと制限されています。
決済できる上限額は低いですがその分までは使えてしまうので、1円たりとも課金をして欲しくない場合は上限額を0円に設定しなければいけません。
学割について
利用者登録に学生が登録してあり学割が適用となっている場合、利用者情報を変更したら学割が自動廃止となってしまうので気をつけましょう。
もし、利用者情報を変更したいときは、学割の割引を全て受けきってからにしましょう。
au利用者登録のメリット
利用者登録はただ利用者を登録するだけではありません。
ユーザーはいくつかのメリットを受けることが出来ます。
学割が適用できる
利用者登録を行うことが多いのは、学割のシーズンです。
auではここ数年25歳以下のユーザーが学割対象となっており、25歳以下の契約者もしくは利用者が学割を申し込むことができます。
あまり大きな声では言えませんが、0歳児の保険証を使って利用者登録し、学割を適用させて安く使っている人もいます。
今は小学生でもスマホを持つので、契約者になれない小学生を利用者登録して学割を適用させます。
2020年の学割は、15歳以下であればピタットプラン4G LTEが1年間1,078円(〜2GB)で利用できたのでとてもお得でした。
利用者登録をすると複数台に新規契約が可能
auでは1人で5回線まで携帯電話を契約することができますが、一度に契約できるのは3回線までです。
ただし同一名義で契約できるのは2回線までであり、3回線目は利用者登録が必要となってきます。
利用者となる家族の来店は必要ではないですが、家族の本人確認書類が必要です。
一度に3台携帯電話が欲しいと思った時に、利用者登録をすることで契約が可能です。
※4台目と5台目が欲しい場合、最初の3台の支払い実績が2カ月以上確認できたあとに契約出来ます。
小学生以下の子供に携帯電話を持たせたいと思った時に、子供名義では契約ができないため、利用者登録をすれば支払い能力のない子供でも携帯電話を使うことができます。
おばあちゃんやおじいちゃんに安否確認のために持たせていると言う家庭もありますよ。
年齢に応じたフィルタリングサービスが利用可能
利用者が未成年の場合(20歳未満)、有害なサイトから子供を守るためにフィルタリングサービスを利用することができます。
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の設備に関する法律」が2009年に施行されたことにより、原則フィルタリングサービスは加入しなければいけません。
年齢に応じて、小学生向け、中学生向け、高校生向けと選択することができ、安心して利用者に携帯電話を渡すことができます。
保護者としては、子供がネットトラブルに巻き込まれないかどうか心配するのは当然ですよね。
利用者が窮屈な思いをすることなく、安全に携帯電話が利用できるようにカスタマイズすることも可能です。
さらに、auかんたん決済などの上限が決められているため、知らない間に何十万円も利用されていたと言うことがありません。
料金が発生することないように制限をかけることも可能です。
筆者がauショップで働いていた時、知らない間に子供が何万円も課金していたと言うことが結構ありました。
知らなかったとは言え使ってしまったものは免除にはできないので、親権者は愕然としていました。
そのようなことが起きないように事前に対策が必要ですね。
利用者が未成年でもauオンラインショップで手続きできる
機種変更をしたいと思ったときに、通常未成年の名義だとauオンラインショップでは機種変更ができません。
契約者が成人していて利用者に未成年が登録されているだけであれば、 auオンラインショップで機種変更ができます。
ただし、機種変更するときは必ず契約者と手続きしてくださいね。
機種変更は、auオンラインショップでしたほうがauショップでするより余計な費用がかからないのでおすすめです。
時間もお金も節約できます。
au利用者登録のデメリット
au利用者登録メリットがあればデメリットもあります。
どの様な問題が生じるのでしょうか。
auショップでの手続きは契約者が必要
いくら利用者登録をしたからと言って、auショップやauオンラインショップで手続きをする場合には、契約者の来店・同意が必ず必要になります。
1番重要なのは契約者と言う事ですね。
利用者が20歳以上であれば、誓約書を記入することで代理人受付ができる手続きは少しありますが、原則契約者の来店がないといけません。
機種変更は残念ながらできません。
親権者が契約者になっているのであれば一緒に来る可能性が高いと思いますが、突然携帯電話が壊れた時、学校帰りの未成年が1人で来店しても何も手続きができません。
auショップにきても一人で何もできず、親が来るのを待っている学生さんを何人も見ました。
手間がかかりますが、未成年は必ず親権者と一緒にauショップへ行きましょう。
au PAYカードが契約者名義となる
利用者登録をしている場合でもau Payプリペイドカードを申し込むことができますが、カードの名義は利用者ではなく契約者名義での発行となります。
そのため、利用者が使いたいと思っても使えません。
コンビニのようなサイン不要の店舗であれば、使えちゃいますけどね〜。
責任は契約者がとる
上記で何回も述べていますが、契約者と利用者が違っても全ての責任は契約者にあります。
名義を貸して契約しているのと同じなので、利用者もそのことを理解して使用しなければいけません。
キャリア間で悪い情報が残るのも、信用情報に傷がつくのも、被害を受けるのは契約者です。
LINEのID検索ができない
利用者登録に18歳未満が登録されていると、青少年のユーザーがトラブルに巻き込まれないようにLINEのID検索機能の利用制限がされています。
自分も探してもらえないし、相手も検索できない状態になります。
その他にも年齢認証が必要なサービスは、利用できない可能性が高いです。
au利用者登録で機種変更のときに気をつけること
利用者登録をしているからと言って機種変更の時に特別気をつける事はありませんが、強いて言うのであれば来店は契約者がしましょうということです。
利用者の情報に、自分の名前があるからと言って、機種変更の手続きができるわけではありません。
必ず契約者と同伴で来店しましょう。
auの利用者登録メリット・デメリットまとめ
au利用者登録は、「親権者名義で契約しているけど実際には子供が利用している」と言うようなケースでも、利用者の名前と生年月日の情報を申し出ることで年齢に応じたサービスが適用されます。
未成年の契約時によく利用されますが、出来るかことと出来ないことがあるので注意しましょう。
成人している場合は親の名義ではなく、自分の名義で携帯電話を契約することをお勧めします。
トラブルにならないようにお互いが気をつけましょう。