2021年3月23日からサービスが始まったauの新プラン「povo(ポヴォ)」ですが、通信費に敏感な多くの方が利用を検討していることでしょう。
そこで気になるのが、povoにauひかりのセット割引であるauスマートバリューや家族割があるかどうかです。
「povoにauひかりの家族割はあるの?」
「povoはauひかりのauスマートバリューが適用されるの?」
現在、auとauひかりの契約で様々な割引が適用されている方にとって割引が継続できるのかどうかは重要な問題ですよね。
結論から言えば、povoに乗り換えるとauスマートバリューや家族割は適用外になります。
そこで今回は、auスマートバリューや家族割の適用を外してまで、povoに乗り換えるメリットがあるのかをあらゆる角度から検証します。
この記事で紹介している内容は以下の通りです。
auスマートバリューや家族割を捨ててまで利用するべきなのかと迷っているあなたの参考になれば幸いです。
光回線 | 特徴とセット割対象キャリア | 申し込み窓口 |
auひかり |
| NNコミュニケーションズ 最大77,000円 |
---|---|---|
ソフトバンク光 |
| エヌズカンパニー 最大45,000円 |
とくとくBB光 |
| 公式サイト 最大138,000円 |
スマホをpovoに変えるとauひかりのセット割『auスマートバリュー』や『家族割プラス』の割引は適用外になる
auからpovoに乗り換えるとauひかりのセット割「auスマートバリュー」や「家族割プラス」は適用外になります。
「通信費節約のために乗り換えたのに前より高額になってしまった」ということがないよう、事前にpovoへ乗り換えた場合の月々の費用を計算してみるのがおすすめです。
ここからは、auスマートバリューや家族割プラスについて詳しく解説していきます。
- auスマートバリュー
- 家族割プラス
- auでんき
- ahamoやLINEMO
詳しく見ていきましょう。
povoに変更するとauスマートバリューは適用外になる
先ほども解説した通り、auからpovoに変更するとauひかりのセット割である「auスマートバリュー」は適用外になります。
auスマートバリューの詳細は以下の通りです。
auスマートバリュー | |
---|---|
特典 | auの契約プランに応じてauスマホ利用料金から1回線ごとに割引
※その他受付終了プランでも対象プランがあります→詳しくはこちら |
対象回線数 | 最大10回線 |
対象者 | ※すべての条件を満たす方
|
特典付与日 | 毎月のauスマホ利用料金から割引 |
申し込み方法 | WEB、店頭(5回線以上の適用は店頭のみ) |
料金プランによって1回線あたり550円/月または1,100円/月の割引が受けられます。povoに乗り換えるとこれらの割引がなくなるので、povoの料金の方が高額になる可能性があります。
乗り換え前にauとpovoどちらが安いかチェックしてみましょう。auとpovoの料金の比較については、こちらで詳しく解説しています。
povoに変更すると家族割プラスは適用外になる
povoは家族割プラスの回線数にカウントされません。そのため、家族の割引額が減るまたは0円になってしまう場合があります。
家族割プラスの回線数と割引額は以下の通りです。
料金プラン | 1回線あたり/月 | |
---|---|---|
2人 | 3人以上 | |
使い放題MAX 5G/4G ALL STARパック3 DAZNパック ドラマ・バラエティパック Netflixパック2(P) Netflixパック2 with Amazonプライム | 550円 | 1,100円 |
スマホミニプラン5G/4G スマホスタート プランベーシック5G/4G | 220円 | 550円 |
5人家族で内1人がpovoへ乗り換える場合は家族の割引額は変わりませんが、2人家族の1人がpovoへ乗り換えるともう1人も割引が受けられなくなります。
povoへ乗り換えることで家族の割引はどうなるか、家族全体の通信費はお得になるのか、事前に計算してみるのがおすすめです。povoとauの料金については、こちらでプランごとに詳しく比較しています。
povoに変更してもauでんきの契約は継続できる
auからpovoに変更してもauでんきの契約は継続できます。ただし、これまで通りPontaポイントの還元を受けるにはau IDを統合する必要があります。
au ID統合の問い合わせ先は以下の通りです。
KDDIお客さまセンター(auでんき)
- 0120-925-881(無料)
- 受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
auでんきの毎月の電気料金に応じて0.5%または1%のポイントが還元されるので、auからpovoへ乗り換えた際はau IDの統合を忘れずに行いましょう。
ahamoやLINEMOにセット割引はない
povoと同じように、ドコモは「ahamo」ソフトバンクは「LINEMO」をそれぞれ提供していますが、どちらも光回線とのセット割は適用外です。
そのため、povo同様、割引がなくなっても問題ないか、損にならないか、事前に計算してから乗り換えるのがおすすめです。
ただし、ドコモのahamoはファミリー回線数にはカウントされるので、ドコモユーザーの家族はそのまま割引が受けられます。povoとLINEMOは回線数にもカウントされないので、ahamoの最大のおすすめポイントといえるでしょう。
ahamoとドコモ光について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
povoでスマホセット割が受けられる光回線はない!ビッグローブ光のauセット割も適用対象外
povoには光回線とのスマホセット割がないので、どの光回線を契約しても割引を受けることはできません。
auには光回線とのセット割「auスマートバリュー」があります。auスマートバリューが適用される光回線は以下の通りです。
また、上記の光回線はUQモバイルとのセット割「自宅セット割」も適用されます。そのため、家族にauまたはUQモバイルユーザーがいる場合は、家族の割引のために上記の光回線から選ぶのがおすすめです。
ただし、家族みんなでpovoに変更する場合やセット割がない格安SIMを利用している場合は、こちらで解説している光回線を検討してみるのがいいでしょう。
povoとはどんなサービス?povo0.1とpovo0.2の違いや料金プランについて解説
ここでは、povoのサービス内容について詳しく紹介していきます。
「povoってどんなプランがあるの?」「povo1.0と2.0の違いって何?」など、povoについて詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみてくださいね。
- povo2.0とは?povo1.0とpovo2.0の違いについて
- povo2.0の基本料金と概要
- povoのトッピング各種と料金│データ・かけ放題
それでは、順番に見ていきましょう。
povo2.0とは?povo1.0とpovo2.0の違いについて
povo2.0とは、2021年9月から提供を開始した基本料金0円でトッピング購入方式のプランのことを指します。
povo1.0は、2021年3月のサービス開始時点に提供していたサービスで、20GBで2,728円という料金プランでした。ただし、povo1.0はpovo2.0の登場とともに新規受付を終了しました。
povo1.0とpovo2.0の違いを表にまとめましたのでご覧ください。
povo | 1.0 | 2.0 |
---|---|---|
月額料金 | 2,728円 | 基本0円 |
通信量 | 20GB | 0GB~必要な分だけ購入 (20GBの場合2,700円) |
通話料金 | 30秒/22円 | |
かけ放題 オプション | 5分以内:550円 時間無制限:1,650円 | |
通信量使い放題 オプション | 220円/24時間 | 330円/24時間 |
povo2.0は、データ容量やかけ放題など複数のトッピングから自分に合ったものを選びカスタマイズする仕様です。そのため、データ容量をたくさん使うヘビーユーザーからスマホをあまり使わないライトユーザーまで幅広いニーズに対応しています。
povo1.0の方が相性が良いと感じる方もいると思いますが、残念ながらpovo1.0はこれから新規契約する事はできませんのでご注意ください。
povo2.0の基本料金と概要
前述のとおり、povo2.0は基本料金0円です。ここに「トッピング」と呼ばれるメニューを追加して自分好みのプランを作れるのがpovo2.0最大の特徴です。
基本プランは「データ専用」と「通話+データ」の2種類から選べます。それぞれの違いは以下の通りです。
データ専用 | 通話+データ | |
本人確認書類 | 不要 | 必要 |
データ通信 | ◯ | ◯ |
音声通話 SMS | × | ◯ |
海外ローミング | × | ◯ |
他キャリア からの乗り換え (MNP) | × | ◯ |
契約年齢 | 18歳以上 | 13歳以上 |
SIMタイプ | eSIM | eSIM SIMカード |
2つのプランの最大の違いは通話機能の有無なので、通話機能が必要ない方には「データ専用」、通話機能が必要な方には「通話+データ」がそれぞれおすすめといえるでしょう。
また、どちらのプランもトッピングを180日以上追加しない場合、利用停止や契約解除になる可能性があります。登録したメールアドレスまたはSMSに事前に連絡がくるので見落とさないようご注意ください。
povoのトッピング各種と料金│データ・かけ放題
povoで購入できるデータトッピングは以下の通りです。
データトッピング | 有効期限 | 料金 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
---|---|---|
1GB | 7日間 | 390円 |
3GB | 30日間 | 990円 |
1GB | 180日間 | 1,260円 |
20GB | 30日間 | 2,700円 |
60GB | 90日間 | 6,490円 |
300GB | 90日間 | 9,834円 |
データ使い放題 | 7日間12回分 | 9,834円 |
150GB | 180日間 | 12,980円 |
120GB | 365日間 | 21,600円 |
300GB | 365日間 | 24,800円 |
トッピングは、購入した時点からカウントが始まり有効期限が経過すると利用できなくなります。
毎月の通信量が少なめな方は「とりあえず3GB」や「その都度1GB」を購入したり、毎月の通信量がバラバラな方は「有効期限が長めの60GBや150G」を購入したりなど、使い方に合わせて好きにカスタマイズできます。
また、上記のトッピング以外にもコラボトッピングや期間限定トッピングもあります。長期連休にあわせたトッピングなどもあるので気になる方はこちらから公式サイトをご確認ください。
続いて、通話のトッピングは以下の通りです。
通話トッピング | 料金 |
---|---|
5分以内かけ放題 | 550円/月 |
時間無制限かけ放題 | 1,650円/月 |
「通話+データ」プラン契約者は、かけ放題トッピングなしの場合は30秒あたり22円の通話料が発生します。そのため、電話をよく利用する方は上記のトッピングを購入するのがおすすめです。
povoに変えてもauひかりがおすすめ!auスマートバリュー適用時のスマホ代とpovoの料金を徹底比較!
auからpovoに乗り換えるとauひかりとのセット割である「auスマートバリュー」は適用外になります。
そのため「povoへ乗り換えると損になるのかな?」「auひかり契約者はpovoに乗り換えない方がいいのかな?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここではauとpovoの料金を比較して、どっちの方がお得なのか解説していきます。
- auスマートバリューが対象外でもpovoがお得!
- povoに乗り換えてもauひかりをおすすめする理由
- povoと光回線をセットで契約するメリット│通信量を節約できる
それでは、それぞれ見ていきましょう。
auスマートバリューが対象外でもpovoがお得!
auとpovoの料金を比較していきますが、auは「auスマートバリュー」と「家族割プラス」の割引が受けられるので、割引後の金額で比較します。
auスマートバリュー
- 550円または1,100円
家族割プラス
- 550円または1,100円
まずは、auの「スマホミニプラン」とpovoを比較します。
通信量 | au スマホミニプラン | povo |
〜1GB | 2,365円 | 1GB 390円 (7日間) または 3GB 990円 (30日間) |
---|---|---|
1〜2GB | 3,465円 | |
2〜3GB | 4,191円 | |
3〜4GB | 5,115円 |
auの料金は、auスマートバリューの550円と家族割プラスの550円が割引された金額になっています。
また、povoは「1GBで390円(7日間)」と「3GBで990円(30日間)」が最小のプランなので、auと全く同じプランでの比較はできません。
ですが、表を見るとpovoの方が圧倒的に安いことがわかります。3GB990円を購入し足りなくなって1GB390円を追加購入しても合計1,380円で、auの5,115円よりはるかに安いです。
4GB以下であまりスマホを使わない方は、povoで都度オプションを購入する方がお得といえるでしょう。
続いては、auの「スマホスタートプラン」とpovoを比較します。
通信量 | au スマホスタートプラン | povo |
30GB (1年目) | 2,915円 | 20GB 2,700円 (30日間) または 150GB 12,980円 (180日間) |
---|---|---|
30GB (2年目以降) | 4,103円 |
こちらもauの料金は、auスマートバリューの550円と家族割プラスの550円が割引された金額になっています。また、スマホスタートプランは1年目のみ毎月1,188円割引されるので、1年目と2年目以降で金額が変わります。
povoには30GBのプランがないので「20GBで2,700円(30日間)」と「150GBで12,980円(180日間)」が1番近いプランになります。
「150GBで12,980円(180日間)」を5ヶ月に分割すると1ヶ月あたり「30GBで2,596円」になるので、auの「スマホスタートプラン」との比較でもpovoの方が安いといえるでしょう。
続いては、auの「使い放題MAX 5G/4G」とpovoを比較します。
通信量 | au 使い放題MAX 5G/4G | povo |
---|---|---|
無制限 | 5,028円 | 使い放題 330円 (24時間) |
150GB 12,980円 (180日間) | ||
300GB 9,834円 (90日間) | ||
使い放題 9,834円 (7日間×12回分) |
こちらもauの料金は、auスマートバリューの1,100円と家族割プラスの1,100円が割引された金額になっています。また、povoにはデータ使い放題プランと大容量プランがあります。
無制限といっても毎月どのくらい使用するかによってどちらがお得かが変わります。
例えば「300GBで9,834円(90日間)」を2ヶ月に分割すると1ヶ月あたり「150GBで4,917円」になるので、1ヶ月の使用量が150GB以内の場合はpovoの方が安いといえます。
また、特定の日だけたくさん使う場合は「使い放題330円(24時間)」を購入するのがお得です。
auは料金プランが決まっていますが、povoは組み合わせ次第でお得に利用できるので、トッピング購入の手間を面倒に感じない方にはpovoの方がお得でおすすめといえるでしょう。
povoに乗り換えてもauひかりをおすすめする理由
auからpovoへ乗り換えるとauひかりとのセット割は適用外になりますが、光回線を選ぶ際に速度を重視する方にはauひかりがおすすめです。
まずは、下記の画像をご覧ください。
光回線は「auひかりのように独自回線を使用した光回線」と「フレッツ光回線を使用した光回線」に分かれます。
独自回線を使用した光回線は、ユーザー数が限定されるので回線混雑による速度低下が起きにくいという特徴があります。
一方、フレッツ光回線を使用した光回線は、複数の事業者が同じフレッツ光回線を使用しているので、混雑しやすい時間帯は速度低下が起きやすい傾向にあります。
そのため、速度が安定した光回線を利用したい方はauひかりを契約するのがおすすめといえるでしょう。
povoと光回線をセットで契約するメリット│通信量を節約できる
在宅ワークで家にいる時間が長い方や外であまりスマホを触らない方は、光回線を契約してスマホの通信量を節約するのがおすすめです。
光回線を契約してWi-Fi機能を利用すれば、家でいくらスマホを使っても通信量には影響しません。
povoには、3GBで990円(30日間)など通信量が少ないプランもあるので、光回線と通信量が少ないプランを組み合わせれば費用を抑えて光回線とスマホが利用できます。
光回線はpovoのようにプランをカスタマイズすることはできないので、povoをカスタマイズして通信費を節約するのがおすすめといえるでしょう。
povoに乗り換えるデメリット!auスマートバリューが解約されるとホームゲートウェイのWi-Fi機能は有料になる
ここでは、auからpovoに乗り換えるデメリットについて紹介します。
ここまで解説した通り、povoへ乗り換えるとauひかりとのセット割である「auスマートバリュー」は適用外になります。
auひかりにはauスマートバリューの適用が条件になったキャンペーンがいくつかあるので、それらのキャンペーンも適用外になってしまいます。
これまで受けていたキャンペーンがなくなることで損をする可能性もあるので、乗り換え前にチェックしておきましょう。また、auにはないpovo特有のデメリットについても解説していきます。
- auひかりのキャンペーンが適用外になる
- オンライン受付のみで店舗では対応してもらえない
- キャリアメールがない
それでは、それぞれ見ていきましょう。
auひかりのキャンペーンが適用外になる
先ほども解説した通り、povoに乗り換えるとauスマートバリューが適用外になるので、auスマートバリューが適用条件になっていたキャンペーンも適用外になります。
適用外になるキャンペーンは以下の通りです。
- auスマートバリュー適用時は無料
- auスマートバリュー適用外の場合は月額550円
- auスマートバリュー適用時は4年目以降も割引継続
- auスマートバリュー適用外の場合は3年で割引終了
auスマートバリュー適用者はホームゲートウェイのWi-Fi機能が無料で利用できますが、auスマートバリューが適用外になると月額550円かかるようになります。
また「超高速スタートプログラム」は、戸建てで5ギガまたは10ギガプランを契約する方のための割引キャンペーンです。auスマートバリューが適用外になると4年目以降は割引が受けられなくなるので、損にならないかチェックしておきましょう。
キャンペーンが適用外になることで月々の費用が増えることになりますが、povoへ乗り換えることでそれ以上の節約ができればデメリットにはなりません。
povoに乗り換えることでいくら節約できるか、こちらの比較を参考にして計算してみてくださいね。
オンライン受付のみで店舗では対応してもらえない
povoは、auのサブブランドですがauショップなどの店舗では対応してもらえません。povoはオンライン対応のみにすることでコストを削減し価格を安くしているので店舗対応は不可となっています。
ただし、公式サイトに有人チャットや24時間対応の自動応答チャットがあるので、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
むしろ、待ち時間なくいつでも問い合わせができるのではメリットともいえますね。
キャリアメールがない
povoにはauのようなキャリアメール(@au.com/ezweb.ne.jp)はありません。ただし、povoへ乗り換え後、31日以内に手続きをすれば月額330円でauのキャリアメールを引き継ぐことができます。
ご自身で申し込む必要があるので、auのキャリアメールをpovoでも引き続き使用したい方は「auメール持ち運び」の手続きを期限内に行ってください。
povoに乗り換えるメリット!auスマートバリューを解除されてもお得になる
ここでは、auからpovoに乗り換えるメリットについて紹介します。povoに乗り換えるとauスマートバリューは適用外になりますが、それでもpovoの方がお得になる方がたくさんいます。
「自分はお得になるのかな?」「povoは自分に合っているかな?」などの疑問がある方はこちらをチェックしてみてくださいね。
- 基本料金が0円でスマホ代が節約できる
- テザリングが無料
- かけ放題で通話料も節約できる
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
基本料金が0円でスマホ代が節約できる
povoは「基本料金0円のプランにトッピングを追加課金して使う」という斬新なスマホプランです。格安SIMでは一般的な「使った分だけお支払い」のプランでも、さすがに基本料金0円というのはなかなか見かけません。
例えば極端なケースでは「長期休暇中でほとんど外出しないから光回線のWi-Fiで十分」という月なら月額0円でもスマホの契約が続けられます。
しかも、追加できる通信量の幅は1GB~無制限と幅広いので、通信量が少ない方も多い方も満足できるはず。
普段の通信量が少ない方は少量をその都度追加すれば有効期限を無駄にせず毎月最安値で利用できますし、普段からたくさん通信量を消費する方はコスパ重視で一気に大容量を追加して長く使うと節約効果もバッチリです。
こちらでauとpovoの料金の比較をしていますが、ほとんどの場合、povoでトッピングを購入した方がお得という結果になりました。
都度トッピングの購入が必要な点がやや面倒ではありますが、大幅な節約が見込めるのは大きなメリットといえるでしょう。
ただし、トッピングを180日以上追加しないと利用停止や契約解除になる可能性があるので注意してくださいね。
テザリングが無料
日常的に外出先で通信環境を維持したいなら持ち運び可能なモバイルルーターの契約がおすすめです。しかし「時々外出先でパソコンやタブレットを使用する程度だからスマホのデザリング機能で十分」という方もたくさんいるはず。
povoはテザリングが無料なので、テザリングのためにオプション料金を払う必要がありません。また、330円の「データ使い放題(24時間)」というトッピングはテザリングとの相性もバッチリ。
デザリングで大容量データを扱う時には、このオプションを利用すれば通信量を気にすることなく利用できます。ただし、テザリングを無料にするにはデータトッピングの購入が必要な点にはご注意ください。
また、povoをモバイルルーターとして使用したい方はこちらの解説をご覧ください。
かけ放題で通話料も節約できる
povoにはau同様、5分と時間無制限のかけ放題トッピングがあります。料金は以下の通りです。
通話トッピング | 料金 |
---|---|
5分以内かけ放題 | 550円/月 |
時間無制限かけ放題 | 1,650円/月 |
最近はLINEなどの無料通話アプリもあるので、かけ放題は不要な方も多いかもしれませんが、お店への問い合わせや予約などで電話をする場合もあるでしょう。
普段は必要なくても「今月は電話する機会が増える」など事前にわかっている場合はかけ放題のトッピングを購入して電話代を節約するのがおすすめです。
ちょっとしか電話を使っていなくても積み重ねで電話料金が高額になってしまうこともあるので、かけ放題のトッピングをうまく活用するのがいいでしょう。
povoはSIMフリーのWiFiルーター(モバイルルーター)に対応している
povoは、SIMフリーのWiFiルーター(モバイルルーター)に対応しています。そのため、スマホとしてではなくモバイルルーターとしてpovoを契約することも可能です。
ここでは、モバイルルーター(+F FS050W/+F FS040W)に、povoのSIMカードを挿入またはeSIMを利用して契約する手順を解説します。
- 本人確認書類
- クレジットカード情報
- povoアプリ対応端末
- povoアプリをダウンロードする
- povoを契約中の方はpovoアプリからログアウトする
- povoアプリまたはWEBから「通話+データ」で申し込む
- 契約後、SIMカードが郵送される
- povoアプリの「SIMカードを有効化する」をタップ
- SIMカード裏面のバーコードを読み取る
- チュートリアルを確認する
- SIMカードを台紙から外しモバイルルーターに挿入する(手順はルーターの説明書を確認)
- eSIMの場合はルーターの説明書通りに設定する
- お手持ちのスマホのWi-Fi設定からパスワードを入力してモバイルルーターと繋げる
- povoアプリにログインしトッピングを購入
povoはテザリングが無料なので、スマホ自体をモバイルルーターとして利用することも可能ですが、スマホとは別にモバイルルーターが必要な方はこちらの手順でモバイルルーターを契約しましょう。
ただし、モバイルルーターの本体は別途ご自身で購入が必要です。povoはSIMカードまたはeSIMの発行のみなので、povoを契約する前に忘れずに本体を購入してくださいね。
SIMフリーのモバイルルーターについて
SIMフリーのモバイルルーターとは、通信キャリアや会社に関係なく、さまざまな回線のSIMカードが利用できるモバイルルーターのことです。
モバイルルーターと聞くとWiMAXを思い浮かべる方も多いと思いますが、WiMAXは基本的にSIMカードと端末をセットで契約する仕様です。
一方、SIMフリーのモバイルルーターは端末とSIMカードを別々に購入して使うことができるので、端末の購入費用やSIMカードの月額料金を抑えることができます。
また、モバイルルーターであれば一度に複数の端末を接続できるので、スマホ以外にもパソコンやタブレット、ゲーム機器などさまざまな機器を同時にインターネットに繋げることができます。
povoは、基本料金0円で用途に応じてトッピングを購入する仕組みなので使わない月は0円での維持が可能です。そのため、SIMフリーのモバイルルーターにpovoのSIMカードを差し込んで使えば、毎月の通信費を節約してモバイルルーターを利用できます。
povoやauひかりの支払いはコンビニでもできる?請求書の確認方法も併せて解説
ここでは、povoとauひかりの支払い方法と請求書の確認方法について紹介します。支払い方法はクレジットカードにする方が多いと思いますが、請求書の確認方法は会社によってさまざまなので事前に知っておくと安心です。
最近は、ハガキや書類などの郵送ではなくWEBのみのケースが増えていますが苦手な方もいらっしゃることでしょう。
そんな方のために手順について詳しく解説していくのでチェックしてしてみてくださいね。
povoの支払い方法と請求書の確認方法
povoの支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード
- ペイディ(あと払い):コンビニ払い、銀行振込、口座振替
povoは、2024年1月23日からペイディでの支払いが可能になりました。
そのため、クレジットカードを持っていない方でもペイディを利用してコンビニ払い、銀行振込、口座振替のいずれかでpovoを契約できます。
続いて、povoの請求書の確認方法は以下の通りです。
- povoアプリを開く
- ホーム画面下部の「その他」までスクロールする
- 「請求情報」をタップして確認
povoアプリからいつでも確認できるので、使い過ぎていないかなども簡単にチェックできますね。
auひかりの支払い方法と請求書の確認方法
auひかりの支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード
- 銀行振込
- コンビニ払い(臨時)
auひかりは、クレジットカードの期限切れなどで登録した支払い方法が利用できなかった場合のみコンビニ払いが可能です。基本的にはクレジットカードまたは銀行振込のどちらかとなっているので間違えないようご注意ください。
続いて、auひかりの請求書の確認方法は以下の通りです。
- My auを開く
- 「料金内訳を確認する」をタップ
- 料金内訳が表示される
My auはWEB版とアプリ版がありますが、どちらも同じ手順で請求書を確認できます。
auひかりなどの固定回線をWi-Fiに変えてpovoに繋げる方法│Wi-Fiルーターの接続手順
ここでは、auひかりなどの固定回線をWi-Fiに変えてpovoに繋げる方法について紹介します。特に難しいことはありませんので、下記の手順を参考にして設定していきましょう。
- auひかりのONUを光コンセントと接続する
- ホームゲートウェイとONUを接続する
- povoのWi-Fi設定画面を開く
- 接続可能なSSIDの一覧から現在使用中のホームゲートウェイのSSIDを探す
- SSIDをタップしパスワードの項目に暗号化キーを入力する
- 接続をタップしてつながれば完了
auひかりの開通工事後、まずはONUとホームゲートウェイを接続する必要があります。手順はauひかりから送られてくる指示書に記載されているので確認しながら行ってください。
また、auひかり以外の光回線を契約する場合も、光回線事業者から送られてくる指示書に従って接続と初期設定を行ってください。
ONUとホームゲートウェイの接続が完了したら、povoのWi-Fi設定画面から対象のSSIDを探し、ホームゲートウェイの側面に記載された暗号化キーを入力すればWi-Fi接続完了です。
ただし、auひかりでWi-Fi機能を利用するには、auスマートバリュー適用者以外は月額550円かかります。povoはauスマートバリュー適用外なので、追加料金が発生することを忘れないようご注意ください。
povoユーザーにおすすめの光回線を紹介!
ここでは、povoユーザーにおすすめの光回線について紹介します。それぞれのおすすめポイントやおすすめの申し込み窓口について詳しく解説しているので、光回線選びに迷っている方はチェックしてみてくださいね。
- auひかり
- ソフトバンク光
- とくとくBB光
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。
povoユーザーにおすすめの光回線:auひかり
引用元:auひかり
一つ目のおすすめ光回線は「auひかり」です。auひかりの特徴を以下にまとめましたのでご覧ください。
auひかりの特徴
- 独自回線なので通信速度が安定しやすい
- 戸建ては5ギガ、10ギガプランがある
- au、UQモバイルユーザーはセット割が適用される
- キャッシュバックが高額
- 開通工事費が実質無料
- 提供エリアが限られている
- 開通工事が必須
auひかりは独自回線を使用した光回線なので、ユーザー数が限定され回線混雑による速度低下が起きにくい傾向にあります。そのため、速度を重視する方にはauひかりがおすすめといえるでしょう。
現在、auひかりを契約していて速度や料金に不満のない方は、そのままauひかりを継続利用するのがおすすめです。
ただし、auひかりは提供エリアが限られているので、これからauひかりを契約する方はエリア検索をして提供エリア内か確認する必要があります。特に近畿地方は戸建てが提供エリア外になっているので注意しましょう。
auひかりの提供エリアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
auひかりの申し込みオススメの代理店は「NNコミュニケーションズ」
引用元:NNコミュニケーションズ
auひかりへの申し込みは、最大77,000円のキャッシュバックがもらえる「NNコミュニケーションズ」がおすすめです。ただし、auスマートバリュー適用外のpovoユーザーが申し込む場合は最大61,000円キャッシュバックになります。
NNコミュニケーションズのおすすめポイントは以下の通りです。
- KDDIから18期連続で表彰される優良店
- キャッシュバックが高額
- 申請が簡単
- 最短翌月末振り込み
NNコミュニケーションズはKDDIから18期連続で表彰される優良店です。強引な勧誘や不必要なオプション契約なども一切なく、auひかり公式と同じ料金プランで契約ができます。
さらに、高額なキャッシュバックももらえるので、お得にauひかりを契約したい方はNNコミュニケーションズから申し込みましょう。
NNコミュニケーションズのキャッシュバックキャンペーン詳細は以下の通りです。
auひかり×NNコミュニケーションズ | |
キャッシュバック | 最大77,000円 povoユーザーは 最大61,000円 |
---|---|
申し込み方法 | WEB |
キャッシュバック 申請方法 | 電話で口座番号を伝える |
振り込み時期 | 最短翌月末 |
適用条件 |
|
NNコミュニケーションズは、WEB申し込み後にかかってくる電話で口座番号を伝えるだけでキャッシュバック申請が完了します。難しい手続きなしで申し込みとキャッシュバック申請ができるので、ほとんどの方がキャッシュバックを受け取れるでしょう。
ただし、NNコミュニケーションズで最大額の77,000円をもらうにはauひかりとのセット割を適用させる必要があります。povoはセット割適用外なので最大額は61,000円になります。
とはいえ、61,000円もかなり高額なキャッシュバックなのでauひかりへの申し込みはNNコミュニケーションズがおすすめといえます。
auひかりのキャッシュバックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
povoユーザーにおすすめの光回線:ソフトバンク光
引用元:ソフトバンク光
二つ目のおすすめ光回線は「ソフトバンク光」です。ソフトバンク光の特徴を以下にまとめましたのでご覧ください。
ソフトバンク光の特徴
- 光コラボなのでほぼ全国で利用できる
- ソフトバンク、ワイモバイルユーザーはセット割が適用される
- 10ギガプランがある
- 開通工事費は実質無料
- 違約金負担キャンペーンが高額(上限10万円)
- 回線が混み合う時間帯は速度低下が起きやすい
ソフトバンク光は、フレッツ光回線を使用した光コラボなので全国で利用できます。また、違約金を最大10万円まで負担してくれるキャンペーンを行っているので、乗り換え費用が高額になってしまう方も費用を抑えて乗り換えができます。
ただし、ソフトバンク光は他社と回線を共有しているので、夜間など回線が混み合う時間帯は速度低下が起きやすいというデメリットがあります。
速度を重視する方は「みんなのネット回線速度」などでお住まいの地域の速度を事前に検索してみるのがいいでしょう。
ソフトバンク光の速度について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
ソフトバンク光の申し込みオススメの代理店は「エヌズカンパニー」
引用元:エヌズカンパニー
ソフトバンク光への申し込みは、45,000円のキャッシュバックがもらえる「エヌズカンパニー」がおすすめです。エヌズカンパニーのおすすめポイントを以下にまとめましたのでご覧ください。
- ソフトバンクから感謝状を送られる優良店
- 最大45,000円キャッシュバック
- 申請が簡単
- 最短翌月末振り込み
エヌズカンパニーはソフトバンクから感謝状を送られる優良店です。レビュー数も7,900件以上で、最大★5評価のところ★4.75と高評価を得ています。
代理店と聞くと「変な契約をさせられそう」「詐欺にあったりしない?」と不安になる方も多いと思いますが、ソフトバンクからも認められ、レビューも高評価が多数となれば安心して利用できますね。
エヌズカンパニーのキャッシュバックキャンペーンの詳細は以下の通りです。
ソフトバンク光×エヌズカンパニー | |
キャッシュバック | 45,000円 |
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申し込み方法 | WEB |
キャッシュバック 申請方法 | 電話で口座番号を伝える SMSから支払い登録 |
振り込み時期 | 最短翌月末 |
適用条件 |
|
エヌズカンパニーはスマホキャリアの縛りがないので、povoユーザーも条件を満たせば45,000円のキャッシュバックがもらえます。
ただし、支払い方法の登録を申し込み日から30日以内に行わなければなりません。ソフトバンクからSMSでURLが送られてくるので、忘れる前に登録を完了させましょう。
期限を過ぎるとキャッシュバックが無効になってしまうのでご注意ください。
ソフトバンク光のキャッシュバックについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
povoユーザーにおすすめの光回線:とくとくBB光
引用元:GMOとくとくBB光
三つ目のおすすめ光回線は「とくとくBB光」です。とくとくBB光の特徴を以下にまとめましたのでご覧ください。
とくとくBB光の特徴
- 光コラボなのでほぼ全国で利用できる
- 月額料金が安い
- 年数の縛りがないのでいつ解約しても違約金が発生しない
- 開通工事費は実質無料
- スマホセット割がない
- 回線が混み合う時間帯は速度低下が起きやすい
とくとくBB光は、年数の縛りがないのでいつ解約しても違約金が発生しません。また、他社よりも月額料金が安いので、費用を抑えて光回線を契約したい方にもおすすめです。
とくとくBB光と他社の月額料金を比較した表をご覧ください。それぞれおすすめのプランの月額料金です。
戸建て | マンション | |
とくとくBB光 | 4,818円 | 3,773円 |
---|---|---|
auひかり | 5,610円 | 4,455円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
表を見ると、とくとくBB光が圧倒的に安いことがわかります。そのため、月額料金が安い光回線をお探しの方にはとくとくBB光がおすすめといえるでしょう。
とくとくBB光の申し込みオススメの窓口は「公式サイトの専用ページ」
とくとくBB光への申し込みは、最大138,000円のキャッシュバックがもらえる「公式サイトの専用ページ」からがおすすめです。
キャッシュバックキャンペーンの詳細は以下の通りです。
とくとくBB光×専用ページ | |
キャッシュバック | 30,000円 |
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キャッシュバック (10ギガ契約) | +20,000円 |
キャッシュバック (指定オプション追加) | +最大28,000円
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違約金負担 | 最大60,000円 |
合計キャッシュバック | 最大138,000円 |
振り込み時期 | 開通月を1ヶ月目として11ヶ月目に確認メール、登録があった翌月末日 |
適用条件 |
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とくとくBB光で最大額をもらうには、10ギガ契約と指定オプション契約が必要です。また、キャッシュバック申請用のメールが11ヶ月後に送られてくるので、メールの見逃しや申請忘れにも注意しましょう。
格安SIMユーザーにおすすめの光回線については、こちらの記事で詳しく解説しています。
povo・auひかりのセット割(auスマートバリュー)のまとめ
今回は、auからpovoへ乗り換えるとauひかりのセット割「auスマートバリュー」や「家族割プラス」はどうなるのかについて解説しました。
povoに乗り換えるとauスマートバリューと家族割プラスは適用外になります。ですが、povoは基本料金0円で必要なデータ量を都度購入する仕組みなので、ほとんどの場合、乗り換えた方がお得です。
スマホ料金を抑えたい方はpovoへの乗り換えがおすすめといえるでしょう。povoとauの料金の比較については、こちらで詳しく解説しています。
また、auひかりは独自回線を使用した光回線なので、回線混雑による速度低下が起きにくい傾向にあります。そのため、auスマートバリューが適用外でも速度を重視する方にはauひかりがおすすめです。
その他、おすすめの光回線についてはこちらで詳しく解説しています。
povoにはセット割が適用される光回線はありませんが、光回線とセット契約し消費データ量を抑えれば、さらにスマホ料金が節約できます。
家にいる時間が長い方は特にpovoと光回線をうまく活用して通信費を節約しましょう。