「auからUQモバイルに乗り換えると後悔する人が意外と多いって聞くけど…どうして?」
UQモバイルは、auの電波回線を利用した格安SIM。
auを利用していた人は同じ電波エリアを利用できて、月額料金を安くすることができると考えてUQモバイルに乗り換えている人が多い印象があります。
しかし、auからUQモバイルに乗り換えたことを後悔される方も存在します。
なぜそのようなことになるのか、この記事ではauからUQモバイルに乗り換えるとどんなデメリットがあるのか、どんな違いがあるのかについて詳しくお話していきます。
現在auを利用していて、これからUQモバイルに乗り換えを検討しているという人は、乗り換えの前に本当にUQモバイルにするとお得になるのか、この記事を参考に考えてみてくださいね。
- auからUQモバイルに乗り換え後悔する理由・デメリット | 料金プランの違い・端末代
- auからUQモバイルに乗り換え後悔する理由・デメリット | 電波・通信速度
- auからUQモバイルに乗り換えると後悔する人・お勧めしない人
- auからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人
- auからUQモバイルに乗り換える手順を詳しく解説
- auからUQモバイルに機種そのままで乗り換えるにはSIMロック解除が必要?
- auからUQモバイル乗り換えで使えるキャンペーンはある?
- auからUQモバイルに乗り換えた時に多い質問集
- auからUQモバイルに乗り換えたらau PAYはそのまま使える?
- auからUQモバイルに乗り換えたらメールアドレスはどうなる?
- auからUQモバイルに乗り換えた際に残ってるかえトクプログラムなどの機種代金は?
- auからUQモバイルに乗り換えたら解約金・違約金は必要?
- UQモバイルへの苦情はどこに連絡すれば良い?
- auからUQモバイルに乗り換えて後悔する理由のまとめ
auからUQモバイルに乗り換え後悔する理由・デメリット | 料金プランの違い・端末代
同じKDDIの枠組みの中のauとUQモバイルですが、そのプランには違いがあります。まずは以下に2023年現在で加入可能なそれぞれのプランを見てみましょう。
UQモバイル料金プラン | ||
プラン名称 | 利用可能ギガ数 | 月額料金 |
---|---|---|
くりこしプランS+5G | 3GB | 1628円 |
くりこしプランM+5G | 15GB | 2728円 |
くりこしプランL+5G | 25GB | 3828円 |
これらがUQモバイルの料金プランです。ギガの利用状況に応じて3つのタイプから選べます。さらに増量オプションに加入することにより、くりこしプランS+5Gであれば追加で2GB、くりこしプランM+5GとくりこしプランL+5Gであれば追加で5GB利用が可能です。余ったギガを翌月までくりこせるのも、お得なポイントですね。
それに対してauのプランは以下の通りです。
au料金プラン | ||
プラン名称 | 利用可能ギガ数 | 月額料金 |
---|---|---|
スマホミニプラン5G/4G | 1GB~4GB | 3465円~6215円 |
使い放題MAX5G/4G | 無制限使い放題 | 7,238円 |
auの料金プランは度々改正が行われ、2023年現在、大きく分けて上記の2つのプランに集約されています。
使い放題MAX5G/4Gのプランにはギガ使い放題に加えて、それぞれ特徴を持たせたプランが存在します。そちらも以下に紹介します。
- Amazonのサービスが利用できる使い放題MAX5G with Amazonプライム
- DAZNがセットになった使い放題 MAX5G/4G DAZNパック
- Netflixなど3つの動画サービスが楽しめる使い放題 MAX5G/4G Netflixパック(P)
- テレビサービスが付加された使い放題 MAX5G/4G テレビパック
- Apple MUSIC・You Tube Premiumなど、人気コンテンツがセットで使える使い放題 MAX5G ALL STARパック
このような、使い放題に動画や音楽・テレビなど様々なコンテンツが楽しめるプランが用意されているのは、UQモバイルにはないauのみの特徴ですね。
このようにプランを比較するとわかりますが、プランの豊富さではauに、料金の安さではUQモバイルの方に分があります。
多少料金が高くてもバラエティ豊かなプランから選択したい方はauがおススメですが、少しでもコストダウンを図りたい方にはUQモバイルへの乗り換えは有効な手段です。auに比べてシンプルなプランの構成でなおかつ安くできる、それがUQモバイルの強みです。
それでも、auからUQモバイルに乗り換えて後悔する場合はもちろんあります。
その理由としては、UQモバイルに大容量プランが存在しないことや、家族でまとめるメリットがなくなってしまうこと、そして最新のスマホを利用したくても販売していないことなどが挙げられます。
ここからはこれらについて、詳しくみていきたいと思います。
大容量プランがない
前述した通り、auではデータ容量無制限で利用できる使い放題MAX5G/4Gがありますが、UQモバイルでは最大25GBのデータ容量までの料金プラン、くりこしL+5Gしかありません。
ただし、増量オプションを利用することによってデータ容量を5GB増量(くりこしS+5Gは2GB)することは可能です。しかも2023年現在はキャンペーン中で、この増量オプションは通常550円(税込)かかるところを、7か月は無料で利用できます。
とはいえ、最大30GBまでしか利用することができないことはauと比べて大きなデメリットといえます。
もっとたくさんのデータ通信を行いたい場合は、データ容量がなくなるたびにデータチャージをすることで利用することが可能ですが、500MBにつき550円の追加料金が必要になります。例えば追加で20GBも利用しようとするなら、11000円もの追加料金がかかってしまいます。
たくさんデータ通信を行いたい人はUQモバイルに乗り換えると毎月の利用料金が高くなってしまうので注意が必要です。
家族割がない
UQモバイルには、家族でUQモバイルを利用すると月額料金が550円割引きになるUQ家族割がありましたが、残念ながら2021年1月31日をもって受付を終了しています。
家族で複数持つことにより基本料が割引になるサービスがなくなるのは大きなデメリットですが、2023年現在ではその割引に代わるものとして『自宅セット割』が用意されています。
この『自宅セット割』とは、かんたんに説明すると、auひかりなどの対象ネットサービスもしくはauでんきとセットを組むことにより、UQモバイルで利用のスマホの代金が割り引かれるというものです。こちらの割引はたとえUQモバイルのユーザーが自分ひとりであっても割引が受けられるという点は大きなメリットといえるでしょう。
auでも同じようなセット割として『auスマートバリュー』がありますが、こちらはセットにできるのはあくまでネットのみで、たとえauでんきに加入済でもネット無しでは『auスマートバリュー』を申し込むことはできません。
この点に関しては、auよりもむしろUQモバイルが優れている点といえるでしょう。
このように、月額料金を割引できるサービスはUQモバイルでもauに劣らないものが用意されているわけですが、UQモバイルで家族割がないことによるデメリットは一つあります。
それは『家族間通話が無料ではなくなる』という点です。
auであれば、家族間の通話はどれだけ話しても無料だったものが、UQモバイルに乗り換えた場合、家族であっても通話が有料になるため、家族間通話が多い方だと後悔してしまう場合があります。
そのような場合はかけ放題のオプションなどを申し込むなどで補う必要があるでしょう。
最新のiPhoneやandroidスマホを販売していない
『UQモバイルに乗り換えるのと同時に、最新のiPhoneに機種変更したい』
そのような要望を持つ方も、UQモバイルへの乗り換えは注意が必要です。なぜならUQモバイルでは最新のiPhoneやAndroidの取り扱いがありません。
2023年現在、iPhoneはiPhone14シリーズが最新のものですが、残念ながら取り扱いはauのみでUQモバイルでは販売がされていないのです。その他、GalaxyシリーズやGoogle、Xperiaのハイエンドモデルはほとんどがauのみの取り扱いとなっています。
しかし、UQモバイルで最新のiPhoneおすすめ機種やスマホおすすめ機種で人気のAndroidのハイエンドモデルをどうしても利用したい場合、端末のみを購入して利用するという方法があります。
auショップなどに出向いて、そこで『UQモバイルで利用したいので、端末のみ購入したい』と伝えて手続きを取ることもできますが、もっと楽に手に入れたいなら『auオンラインショップ』を利用することをお勧めします。
希望の機種を選択して申し込み種別の項目のところで、『機種のみご購入の場合はこちら』とあるので、そこから進んでいけば端末のみを購入することが可能です。
たとえ回線契約なしの端末のみ購入だったとしても、『スマホトクするプログラム』の適用は可能となっているので、高額なiPhone14シリーズやハイエンドなAndroidモデルもおトクに購入することはできますよ。
そのような手続きに慣れている方にとっては、UQモバイルで最新のモデルを取り扱っていないことは、さほど大きなデメリットにはならないのかも知れませんね。
auからUQモバイルに乗り換え後悔する理由・デメリット | 電波・通信速度
auからUQモバイルに乗り換えて、電波が繋がりにくくなった、通信速度が遅くなったといった評判を聞くことがあります。
どんなに料金が安くなって負担が軽くなったとしても、電波が悪ければ使い物にならないし、速度が遅いことは大きなストレスにつながりますよね。
そしてUQモバイルの特徴である『節約モード』にもプラスの側面だけでなく、マイナス面もあります。
ここからはUQモバイルに乗り換えた際の電波や通信速度、『節約モード』で利用する際のUQモバイルのデメリットについて触れていきます。
電波が悪い
auとUQモバイルは全く同じエリアで利用可能なはずですが、残念ながらauからUQモバイルに乗り換えたことにより電波が悪くなったという声もあります。ここからはTwitter上でそんなUQモバイルの電波に関する評判をご紹介していきます。
UQモバイルってやっぱり屋内が電波弱い気する。
auも持ってるのだけど、auは大丈夫で、同じ場所に置いてるUQが電波1本しか立ってないとか。
同じau回線と違うの?
— パディム (@pandapadepade) March 17, 2023
もちろん住んでいる地域や利用の状況によって電波の良し悪しは変わってくるので、一概にUQモバイルの電波が悪いとは言えませんが、auからUQモバイルにして電波が悪くなる場合もあるようですね。
通信速度が遅い
通信速度についてもauとUQモバイルでは違いがあります。
auとUQモバイルは同じ基地局、設備を使っています。ですから、通信速度も当然auと同じと思われて当然です。しかし、利用者が多い時間帯はauとUQモバイル、共通で使っている基地局にはやはり負荷がかかりがちです。
そのため、朝の出勤・通学や夜などのデータ通信が混みあう時間帯は、通信速度が低下していつものようにデータ通信を行えないことがあります。
Twitter上でも『auからUQモバイルにして遅くなった』というつぶやきを確認することができます。
auからUQモバイルに変えたけど通信速度が半端なく遅いんだけどどないすりゃええの...
— 佐野 (@syugosyugodp) March 1, 2017
auからUQモバイルに乗り換えたらなんだか通信速度が間違いなく悪くなってる…アンテナ基地同じじゃないのかな?
本当に繋がりにくに😭— オニ (@yuragi_MSA) October 27, 2021
SIMをauからUQモバイルに
して早ひと月…
通信速度とか
小さなイラっとすることがあって
auって素晴らしかったんや
って今更ながら思う料金のこと考えたら
auに戻りはしないけどなかなか慣れないな
— C&C 🐾 (@calling1you) March 21, 2022
これらがauからUQモバイルに乗り換えたユーザーの方の、通信速度に関するネガティブなつぶやきです。スマホを利用するに当たっての通信速度の良し悪しは、使い心地を左右するかなり重要なポイントになってきますね。速度が遅いとストレスが溜まってしまいます。
ただし、通信速度は利用する時間帯や場所など、様々な要因で変動するので全ての方が必ず通信速度が遅くなるとは断言できません。
auからUQモバイルに変えたユーザーでも速度は全く変わらず快適、という口コミも当然ありました。
大事なのは、auからUQモバイルに乗り換えた場合に速度低下があった場合、自身の使う機能がどのくらいそのことに影響を受けるのか、受けないのかをしっかり考えておくことです。
乗り換えた後に『こんなはずではなかった…』と後悔しないようにしたいものです。
節約モードでは動画やゲームは利用できない
UQモバイルではデータ通信時、通信速度が早い『ターボ』と通信速度が遅い『節約モード』のいずれかを利用することができます。
この二つのモードのうち、特に『節約モード』の方は通信速度を低速に切り替えることでデータ容量を消費せず節約することができる機能で、上手く利用すれば文字通り節約に繋がります。
画像・テキスト中心のSNSや音楽ストリーミング、ネット検索などはこの節約モードで十分に楽しむことができます。しかし、動画やゲームなどを利用する場合は節約モードはおススメできません。
なぜなら、くりこしプランS+5Gの場合、節約モードの速度は300kbpsまで制限されるからです。この速度だと、動画などの大量のデータ通信を伴うサービスは、利用が困難でしょう。くりこしプランM+5GとL+5Gに関しては1Mbpsまで速度が出ますが、この速度でもやはり少々厳しいといえますね。
UQモバイルに乗り換えて、節約モードを利用して通信料を節約しようと考えている方は注意が必要です。
auからUQモバイルに乗り換えると後悔する人・お勧めしない人
UQモバイルに乗り換えた場合のデメリットについて、ここまで見てきました。
これらのデメリットをまとめて考えると、auからUQモバイルに乗り換えると後悔してしまう人は以下の通りになります。
- 常に最新の機種を利用していたい人
- 動画やゲームなど、大量の通信を行う人
- 通信の速度にとにかくこだわる人
これらについて、より詳しく解説していきましょう。
常に最新のスマホを利用したい、そのように思っている方はUQモバイルに乗り換えると後悔してしまうかもしれません。
例えば2023年現在、iPhone14シリーズはauで販売はしていますが、UQモバイルでは販売していません。その他ハイスペックなAndroid端末も同様です。端末のみ購入してUQモバイルで利用する方法もあるにはありますが、少々手間に感じますよね。
そしてそんなハイスペックな端末を希望される方は、動画やゲームなどをしっかり楽しむヘビーユーザーである場合が多いと思われます。そんな動画やゲームで通信を大量にする方にとっては、UQモバイルに無制限使い放題がないことは大きなデメリットです。
スマホを利用する上で大事になってくる、通信速度の感じ方も人それぞれで、利用する場所や時間帯など、環境に左右される部分も多くあるので明らかにauからUQモバイルにすると遅くなります、と断言することはできません。しかし、Twitter上の口コミからもわかるように、遅くなったと感じる方もいらっしゃるのは事実なので、通信速度が少しでも落ちると困る、というこだわりがある方にはUQモバイルに乗り換えることはお勧めできません。
auからUQモバイルに乗り換える場合は、これらのことをしっかり考えた上で後悔のないよう、乗り換えの手続きを進めていきましょう。
auからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人
auからUQモバイルに乗り換えて後悔しそうな人について見てきましたが、逆にどんな人ならおススメできるのでしょうか?
ズバリUQモバイルに乗り換えがおススメな人の特徴は以下の通りです。
- 自分が利用する機種にそこまでこだわりがない人
- 利用する通信が少量で済む人
- 料金をとにかく安く済ませたい、コスパを重視する人
上記の特徴に当てはまる方には間違いなくUQモバイルはお勧めできると言えます。
詳しく解説していきましょう。
最新のiPhoneやandroidにこだわりがない人にとっては、UQモバイルでそれらの取り扱いがないことは、気にならないですね。
また、利用するギガ数が普段からそこまで多い方でなければ、UQモバイルに無制限使い放題がないこともネックにはなりません。UQモバイルのプランで最大のくりこしプランL+5Gなら、増量オプションを含めると30GBまでは利用が可能です。そして、万が一30GBを使い切って速度制限が入ったとしても1Mbpsまでの速度は出るので、動画やゲームなどを頻繁に使う方でなければそこまで使用が困難になることはないでしょう。
そしてauからUQモバイルに乗り換えることの最大のメリット、それは月額料金が安くなることでしょう。ほとんどの方が、auからUQモバイルに乗り換えることによって毎月の利用料金を下げることが可能になっています。コスパをとにかく重視する、月の負担を何とか下げたいという方にとっては、UQモバイルに乗り換えることはとても大きなメリットと言えるでしょう。
以上のことに当てはまる方であれば、auからUQモバイルへの乗り換えを積極的に考えてみることをお勧めします。
auからUQモバイルに乗り換える手順を詳しく解説
ここからはauからUQモバイルに実際に乗り換える際の手順を詳しく見ていきたいと思います。乗り換えと言ってもauとUQモバイルは同じKDDIのグループ内に属するので、予約番号の発行が必要なかったり、手数料がいらなかったりと、全くの他社に乗り換えるよりも手続きは楽ですよ。
乗り換えの具体的な手順は以下の通りです。
auからUQモバイルへの乗り換え手順(機種をそのまま利用するパターン)
step
1対応端末の確認をする
現在のauで利用している機種をそのまま利用したい場合は動作確認端末一覧にて利用可能か否かを事前に確認
step
2オンラインショップで手続きを行う
UQモバイルオンラインショップにアクセス、『au/povo1.0から乗り換え』を選択して進んでいく
step
3SIM開通手続きを行う
オンラインショップでの手続きを行った場合、郵送でSIMカードが送られてくるので回線切り替え、SIMカードを端末に差し込み
step
4開通テスト、初期設定を行う
通話テストや動作確認端末一覧で確認して必要な場合はAPN設定を行い、手続きが完了
ここまでが現在auで利用している機種をUQモバイルでそのまま利用する際の乗り換えの流れです。上記の、auの機種をそのままUQモバイルで使うパターンについては、以下に改めて触れていきます。
続いては機種自体も新たにUQモバイルで購入したい場合の手順を見てみましょう。
auからUQモバイルへの乗り換え手順(機種を新たに購入するパターン)
step
1オンラインショップで手続きを行う
UQモバイルオンラインショップにアクセス、機種選定を行い、『au/povo1.0から乗り換え』を選択して進んでいく
step
2SIM開通手続きを行う
オンラインショップでの手続きを行った場合、郵送で機種本体とSIMカードが送られてくるので回線切り替え、SIMカードを端末に差し込み
step
3開通テスト、初期設定を行う
通話テストなどを行い、手続き完了
以上がUQモバイルで機種も新たに購入する場合の手続きの流れです。
他社に乗り換えるよりも、auからUQモバイルに乗り換えることは難しくないことがわかっていただけたと思います。
これらの手続きは解説したようにUQモバイルオンラインショップで簡単に行えますが、どうしても難しい場合はauショップやUQモバイル取り扱い店舗でも受付が可能です。
auからUQモバイルに機種そのままで乗り換えるにはSIMロック解除が必要?
auからUQモバイルへの乗り換えの際、auで利用している機種をそのまま使いたい場合は、他社に乗り換えるのとは異なり、基本的にはSIMロック解除は不要です。
なぜならUQモバイルはauと同じKDDIグループで、auの回線を利用しているからです。
ただし、全ての端末にそれが当てはまるわけではなく、一部の機種はたとえauで利用していたものでもSIMロック解除が必要です。
具体的には以下のものはSIMロック解除が必要です。
iPhone
- iPhone7
- iPhone7 Plus
- iPhone SE(第一世代)
- iPhone6s
- iPhone6s Plus
Android
- 2017年7月以前に発売のVoLTE対応製品
以上がiPhone及びAndroidのSIMロック解除が必要な機種です。
特にAndroidは2017年の7月以前発売と8月以降の発売されたものに関してはSIMロック解除要不要が変わってくるので注意が必要です。
SIMロック解除が必要かどうかが不明な場合は、事前にUQモバイル公式ホームページの動作確認端末一覧で確認した上で乗り換えをすることをお勧めします。
auからUQモバイルに機種そのままで乗り換えればデータ移行は必要ない
前述した通り、auからUQモバイルへの乗り換えで、今現在利用している機種をそのまま使うことはとても簡単な手続きでできます。
さらにauで利用している機種をそのまま使うことには大きなメリットがあります。それは新たに機種を購入の場合はデータ移行などの手間がかかるのに対して、機種そのままであればその必要はありません。
データはもちろん、今利用しているアプリなどもそのままUQモバイルで利用が可能です。au IDを引き継ぎさえすれば、au PAY残高やPontaポイントなどもそのままです。
これは機種を買い替えることや、全くの他社に乗り換えることに比べると大きなメリットといえるでしょう。
auからUQモバイル乗り換えで使えるキャンペーンはある?
UQモバイルでは他社からの乗り換えの方や通常の新規契約の方向けに様々なキャンペーンを行っています。
2023年現在、UQモバイルオンラインショップにて、auからの乗り換えで利用可能なUQ mobileオンラインショップ限定スペシャルセールというキャンペーンが展開されています。
こちらは2023年1月20日から終了日未定で行われているキャンペーンですが、auからUQモバイルは同じKDDIグループということで、他社からの乗り換えに比べると利用できるキャンペーンは少ないようです。
詳細なキャンペーン内容は以下の通りです。
UQ mobileオンラインショップ限定スペシャルセール
- auからの乗り換えと同時に対象機種購入で最大5,500円割引
- Galaxy A23 5G 5,500円割引
- arrows We 2,750円割引
- Redmi Note 10 JE 3,300円割引
対象機種は三種類で、金額はそれぞれ異なります。
UQモバイルに乗り換えるのと同時に機種を新たにしたいと希望されている方は活用したいキャンペーンですね。
キャンペーンなどに関しては、今後もまた新たなものが追加になる可能性は十分あるので、詳細はUQモバイルオンラインショップのキャンペーン・お得情報のページをチェックすることをお勧めします。
auからUQモバイルに乗り換えた時に多い質問集
ここからはauからUQモバイルに乗り換える前に、解決しておきたいよくある質問を取り上げて解説していきます。
具体的には以下の5つの項目です。
- UQモバイルに乗り換えてもau PAYは使える?
- UQモバイルに乗り換えたらauのメールアドレスはどうなる?
- UQモバイルに乗り換えた後にauのかえトクプログラムなどの機種代金は?
- UQモバイルに乗り換えて、解約金や違約金はかかる?
- UQモバイルへの苦情はどこに言ったらいい?
乗り換えの際に、これらはよくある疑問です。
au PAYなど、今利用しているサービスが継続利用可能か否かは気になるところだし、アドレスに関してもauで長年利用していたものがどうなるのかは理解しておきたいポイントですね。
そしてauで購入した端末の残価の扱いはどのようになるのかも大事なところですし、乗り換えに解除料などがかかるのは避けたいですよね。
そして万が一、UQモバイルにして困った事が起きた時の問い合わせ窓口がどこにあるのかも事前にわかっておきたい点です。
これらについて、以下に詳しく解説していきます。
auからUQモバイルに乗り換えたらau PAYはそのまま使える?
auからUQモバイルに乗り換えた場合でも、au PAYは『au IDを引き継ぐこと』が条件で継続ができます。
UQモバイルオンラインショップにて手続きを行う場合、『SIMのみ』の場合でも『端末+SIM』を選んだ場合でも、『au/povo1.0から乗り換え』を選択して進めば必ず『au IDログイン』を求められるので、現在利用しているau IDをここで入力すればau IDを引き継ぐことになるので、特に心配はいりません。
au PAY残高はもちろん、貯めているPontaポイントも引き継がれます。
auからUQモバイルに乗り換えたらメールアドレスはどうなる?
auからUQモバイルに乗り換えた場合でもメールアドレスは引き継ぎが可能です。これはUQモバイルへの乗り換えに限らず、ドコモやソフトバンクなど、他のキャリアへの乗り換えも同様です。
そのためにはauメール持ち運びを利用する必要があります。
利用するための条件は以下の通りです。
- auから乗り換えをした31日以内にこのサービスを申し込むこと
- au回線契約にもとづき発行されたauIDを持っていること
この二つの条件さえ満たせば、簡単にUQモバイルにメールアドレスを持っていけます。
月額利用料は1メールアドレス当たり330円かかりますが、アドレスをどうしても変えたくない方にとってはありがたいサービスですね。UQモバイルであればこの330円を通信料合算支払いも選べるので、そこも便利な点です。
UQモバイルにしてアドレスをそのまま利用希望の方は忘れずに31日以内に手続きをしましょう。
auからUQモバイルに乗り換えた際に残ってるかえトクプログラムなどの機種代金は?
auからUQモバイルに乗り換える際に、機種の分割金がauで残っていても問題はありません。ただし、auでの分割購入の方法によって対応が少し変わってきます。
auでの分割購入の方法は、残価設定型が主流になっていて、大きく以下の二つが存在します。
- かえトクプログラム
- スマホトクするプログラム
どちらも同じ残価設定型の分割購入ですが、それぞれ違いがあります。
まずかえトクプログラムですが、こちらは2021年9月16日をもって受付は終了しているサービスです。
その内容は、24回払いを条件に、購入機種の2年後の買い取り価格を最終回支払分として設定し、その金額を割り引いた残金を23回分割で毎月支払うようにします。そして最終回支払分はauで新たな機種に変更、その後下取りに出すことにより支払い免除になるというものです。
auのかえトクプログラムはキャンペーンは返却しないとどうなる?キャンペーン終了!キャッシュバックやポイント還元について
2021年9月17日以降スタートしたスマホトクするプログラムも内容としてはほぼかえトクプログラムと一緒ですが、『auでの買い替え』が残債免除の条件だったかえトクプログラムに対して、スマホトクするプログラムは『下取りに出すこと』さえできれば残債免除、買い替えは条件ではない、という点が違いです。
どちらの買い方も購入から二年後に下取りを出すことを条件に最初の23回は分割金が安くできる人気の購入方法ですが、UQモバイルに乗り換えの場合、端末をそのまま利用する方であれば何もしなければ残債が自動的に24分割されるので安心です。
UQモバイルに乗り換えと同時に機種を新たにしたい方は、スマホトクするプログラムであれば下取りに出せば問題ありませんが、かえトクプログラムの場合、『auでの買い替え』が残債免除の条件なので、いったんauで機種変更した後、その機種を持ってUQモバイルに乗り換えれば問題ないでしょう。
auからUQモバイルに乗り換えたら解約金・違約金は必要?
auからUQモバイルへの乗り換えの場合、解約金・違約金は必要ありません。
そもそもauでは2022年4月より、UQモバイルも含めた他社への乗り換えにかかっていた解約金・違約金を一切請求しなくなりました。
すなわち、乗り換え先がUQモバイルでも、ドコモ・ソフトバンク等他キャリアでも全く料金はかからなくなっているのです。
しかし、auからUQモバイルへの乗り換えはそれに加えてさらに優遇されている点があります。
それはauから他社に乗り換えをしたのちに、auの料金は月の途中の乗り換えであっても一か月分請求をされるのですが、乗り換え先がUQモバイルであれば日割り計算をしてauに在籍しなかった部分をUQモバイルの翌月の月額料金の請求から割り引いてくれるという点です。
これはauとUQモバイルが同じKDDIグループだからです。
ドコモ・ソフトバンクなどの他キャリアに乗り換えた場合はauの料金は丸々一か月負担するようになります。
UQモバイルへの苦情はどこに連絡すれば良い?
auからUQモバイルに乗り換えて、困った事や不具合等が起きた時にどこに相談すればいいのかわからないという方も多く見られます。
ショップが近くにあればそこに駆け込むのも方法ですが、全ての方にそれができるわけではありませんね。
そんな時は、UQモバイルのお客様センターに相談するのが一番確実な方法です。UQモバイルのお客様センターへの問い合わせは以下の二通りがあります。
- My UQ mobileアプリでのチャット問い合わせ・LINE公式アカウントで問い合わせ
- 電話での問い合わせ
自分の都合や問い合わせの内容によって、これらを使い分けができます。
チャット・LINEでの問い合わせは24時間年中無休での受付が嬉しいポイントです。
電話での問い合わせは、My UQ mobileアプリから発信する方法と、通常の電話で発信する方法とがあります。
電話での問い合わせ番号は以下の通りです。
UQモバイルお客様センター
- 電話番号 0120-929-818
- 受付時間 9:00~20:00(年中無休)
耳が不自由な方向けの窓口や日本語の苦手な外国の方向け窓口も用意されています。
詳細はUQモバイル公式ホームページ、問い合わせ窓口でも確認が可能です。
auからUQモバイルに乗り換えて後悔する理由のまとめ
auとUQモバイルの違い
- UQモバイルはデータ容量無制限で利用することができない
- UQモバイルには家族割で家族間通話無料になるサービスがない
- UQモバイルの電波は基本的にはauと共通だが、使う場所や時間帯などでauに比べると繋がりづらかったり、遅くなる場合もある
- 最新のハイエンドモデルを安く購入することができない
auからUQモバイルに乗り換えた場合に考えられるデメリットや注意点をここまで解説してきました。
auからUQモバイルへ乗り換えの最大のメリットは、やはり月額料金が安くなるという点ですが、メリットばかりではなく上記のようなデメリットもあることは理解いただけたと思います。
いずれにしても乗り換えにより後悔することがあるかないかは、個々の使い方次第だと思います。
料金の安さでは、UQモバイルにかなわないauですが、様々なコンテンツが楽しめるプランが用意されていたり、ネットを無制限で使い放題できるなど、UQモバイルにはないauだけのメリットがあることも事実です。
自身の使い方や重視するポイントを考慮の上でauのままがいいのか、UQモバイルにした方がいいのかを決めて頂けるのが一番だと思います。
今回の記事が皆さんの乗り換えを考える上での参考になれば幸いです。