WiMAXを利用する際に迷うのが機種選びですが、「Speed Wi-Fi NEXT W02(以下W02)」を使おうとしていませんか。
旧型機種の「W02」は現在公式では発売されていません。
ただ、Amazonや楽天などのネットショッピングや、家電量販売店でも中古品として売られていることがあります。
ペンギン
当記事の結論としては、WiMAXの機種を選ぶ上で「W02」は全くおすすめできません。
「W02」ではなく最新機種「W06」を選ぶことをおすすめします。
なぜ「W02」がおすすめできないのか具体的に解説していきます。
これから「W02」を使おうか迷っている方や、そもそもの機種の選び方を知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
WiMAXの旧機種「W02」がおすすめできない訳
結論から言うと旧型機種の「Speed Wi-Fi NEXT W02」は全くおすすめできません。
理由は「2016年の旧型モデルであるが故に、最新機種と比較するとスペックが劣っている」からです。
以下はW02のスペックを他機種と比較したものです。
W06 | WX05 | WX04 | WX03 | W02 | ||
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 | 2017/11/1 | 2016/12/2 | 2016/2/19 | |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | 3,200mAh | 2,890mAh | 2,300mAh | |
下り最大通信速度 | 558Mbps (LTEモード :1.2Gbps) | 440Mbps | 440Mbps | 440Mbps | 220Mbps | |
上り最大通信速度 | 30Mbps (LTEモード :75Mbps) | 30Mbps | 75Mbps | 30Mbps | 10Mbps | |
連続通信時間 | 440Mbps通信 | 約7.1時間 | 約8.1時間 | 約8.1時間 | 約7.3時間 | – |
220Mbps通信 | 約9時間 | 約11.5時間 | 約13.8時間 | 約10.0時間 | 約7時間 | |
LTEモード | 約10時間 | 約13.3時間 | 約10.5時間 | – | 約7.2時間 | |
最大接続可能台数 | 16台 | 10台 | 10台 | 10台 | 10台 | |
通信方式 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ | WiMAX2+ au 4G LTE | |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 | NECプラットフォームズ株式会社 | NECプラットフォームズ株式会社 | HUAWEI |
※1Gbps = 1000Mbps
スペック表でお分かりいただけるように、WiMAXの機種は発売日が新しいほど機能性も高くなります。
したがって「W02」のスペックが良いとは言い難いでしょう。
具体的に「W02」をおすすめできない理由を3つ見ていきます。
理由1.通信速度が遅い
「W02」の通信速度は、下り最大220Mbps,上り最大10Mbpsとなっています。
ただ、この220Mbps通信は以下の条件である場合のみでしか適用できません。
・キャリアアグリゲーション対応エリアで通信
・ハイパフォーマンスの設定が必要
WiMAXの高速通信はキャリアアグリゲーションという技術で実現されていますが、もし未対応エリアである場合は下り最大110Mbps通信となります。
さらに初期状態の設定では220Mbpsは不可能で、設定の切り替えが常時必要です。
ペンギン
一見数値だけではどのくらいの速度か分かりにくいですが、最新機種は全て、下り最大通信速度が440Mbps以上となっており、さらに今年発売された「W06」は最大1.2Gbps(=1200Mbps)が実現されていることを考慮すると、いかに「W02」の速度が劣っているかがお分かりいただけると思います。
理由2.バッテリー持ちが悪い
通信速度と同様に問題なのがバッテリー持ち。
公式では「WiMAX2+利用時は最大約7時間の通信が可能」と表記されていますが、これにも落とし穴があります。
この最大7時間が可能であるのは「キャリアアグリゲーション非適用時」に限ります。
つまり、通信速度を110Mbps以下に抑えた時のみ。
通常は8時間も利用できないことを考慮すると、充電する機会が少ない外では頻繁に使うことは難しいでしょう。
理由3.通信回線の切り替えが自動
WiMAXには「WiMAX2+」回線と「au 4G LTE回線」の2種類ありますが、機種W01はこの回線の切り替えが自動となります。
ペンギン
したがって手動で回線の切り替えができないゆえに、「au 4G LTE回線」を状況に応じて使い分けられないのは難点です。
以上から、旧型機種「W02」は現在全くおすすめできません。
わざわざ古い端末でネット接続するメリットほぼないと言えるでしょう。
W02以外で選ぶべき端末は?
前述したように、WiMAXは毎年新たな機種が発売され、スペックも非常に上がっています。
したがって、WiMAXの機種は最新であるほど快適な通信ができると言えるでしょう。
そのため、現時点でもっともおすすめできる機種は「W06」です。
W06は全機種の中でも最新の高スペック端末で、下り最大速度1.2Gbps(=1200Mbps)を実現しています。
具体的な特徴は以下の通りです。
・全機種の中で通信速度がもっとも速い
・最新のハイモードアンテナで通信の安定性が20%向上
・「au 4G LTE」モードも安心して使える
特徴1.通信速度が最速
W06 | WX05 | W05 | WX04 | WX03 | ||
下り最大速度 | 通常 | 558Mbps | 440Mbps | 558Mbps | 440Mbps | 440Mbps |
LTEモード | 1.2Gbps (=1200Mbps) | 440Mbps | 758Mbps | 440Mbps | – | |
通信回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ |
これまで発売されてきた中で、「W06」の通信速度はもっとも速いです。
無線接続時の場合は下り最大で867Mbps、さらにUSB有線接続時であれば下り1.2Gbps(=1200Mbps)が実現しています。
この速度は光回線と同レベルの通信速度です。
これまではW05が最速の端末と言われていましたが、新たにW06が出てきたことで今まで実現できなかった1Gbps超えが達成されました。
W06の通信速度の向上は、「CA技術」と「4×4MIMO技術」の2つの方法で実現しています。
「CA技術」とはいわゆるキャリアアグリゲーション(CA)という技術で、いままで1車線だった道路を2車線に広げて、110Mbps×2=220Mbpsにするというイメージです。
もう一方の「4×4MIMO技術」は基地局のアンテナを4本にし、端末も4本のアンテナを実装することでさらなる通信速度の向上が実現しているのです。
特徴2.ハイモードアンテナで通信の安定性20%UP
W06では新たに「高性能ハイモードアンテナ」が付属され、通信の安定性が20%向上しています。
前機種であるW05やWX05では搭載されていない新たな機能です。
この機能の搭載で、アンテナ感度が向上し、基地局からの電波をしっかりキャッチします。
これにより、建物など障害物に弱いWiMAX回線にも対応しやすくなります。
特徴3.「au 4G LTE」モードも安心して使える
W06の「au 4G LTE」モード(以下LTEモード)を使えば、最大1.2Mbpsの高速通信が可能になるだけでなく、さらに広いエリアでの通信が可能になります。
auのキャリア回線を利用しているため、より広範囲での通信が期待できるのです。
一方で、LTEモードは月間7GBまでの制限があります。
W06では、この速度制限を防ぐために、自動的に通常モード(ハイスピードモード)に切り替わる機能が搭載されています。
ペンギン
このように、月間データ容量を気にすることなく、安心してLTEモードが使えるのはW06の大きな利点でしょう。
【最新情報】端末を選んだらプロバイダ選び!
端末を選んだら契約するプロバイダ(販売店)を選びましょう。
現時点でおすすめできるWiMAXはGMOとくとくBBと、BroadWiMAXの2社です。
そもそもWiMAXはどこで契約しても同じUQ回線を使っているため、各機種の速度・エリアは全く同じです。
したがって、プロバイダ選びは「料金とキャンペーンなどのサービス内容」だけで大丈夫です!
それでは一つ一つ見ていきます。
高額キャシュバック:GMOとくとくBB
実質月額 | 3,337円 |
1年あたりのトータル費 | 40,053円 |
キャンペーン | キャッシュバック最大32,000円 |
対応端末 | WX06,W06,HOME02,HOMEL02 |
支払い方法 | クレカのみ |
会社 | GMOインターネット株式会社 |
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この額は20社以上ある販売店の中でも最高額であり、さらにトータル費用を抑えてくれるメリットがあります。
また、GMOインターネット株式会社はWiMAX以外にも、GMOクリック証券やGMOコインなどさまざまな事業展開をしている東証一部上場企業であるため、知名度・信頼度においても安心できるプロバイダといえます。
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実質月額 | 3,572円 |
1年あたりのトータル費 | 42,875円 |
キャンペーン | 月額割引キャンペーン |
対応端末 | WX06,W06,HOME02,HOMEL02 |
支払い方法 | クレカor口座振替 |
会社 | 株式会社リンクライフ |
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BroadWiMAXは、クレカだけでなく口座振替支払いも対応しており、さらに無料乗り換えを保証するサービスなど、とにかくサポート面が抜群です。
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まとめ
さて、旧型機種「W02」についてお話していきました。
毎年開発され、発売されるWiMAXの端末機種。
せっかくネットで繋げるなら最新機種で安定した高速通信が良いですよね。
以上からこれまでの内容は以下の通りです。
旧型の「W02」はスペックが劣る
端末を選ぶなら最新機種「W06」がおすすめ
あなたも端末を手に入れて快適なインターネット生活を送りましょう!