WiMAXのパラボラアンテナが必ずしも意味をなさない理由｜自作の作り方は？

WiMAXでパラボラアンテナ(リフレクター)を使うと速度が速くなる・安定する、といった話を耳にしたことはありませんか？

そもそもパラボラアンテナとは、お椀型のアンテナで電波を集中させることで効率よく送受信させる、というもの。
このパラボラアンテナを自作で作ることでWiMAXの速度をはやくさせよう、ということですね。

ペンギン

家庭ではスカパーといった衛星放送でよく使われているよね。

ただ結論から言うと、パラボラアンテナを使ったからといって必ずしも速度が速くなるわけではありません。

当記事では、自作パラボラアンテナの作り方だけでなく、実際にはあまり意味がない理由まで言及していきます。
もしWiMAXがうまく繋がらないという方は、ぜひ最後まで一読して参考にしてください。

WiMAXのパラボラアンテナの作り方と実際の声をまとめた結果

パラボラアンテナってそもそも何？という方にも分かりやすいように一から見ていきましょう。

この章では以下の3点をお話します。

パラボラアンテナとは？

パラボラアンテナの作り方

実際にパラボラアンテナを使った人の口コミ

それでは一つ一つ見ていきましょう！

パラボラアンテナとは？仕組みと構造について

冒頭でも少しお話しましたが、パラボラアンテナとはお椀型のアンテナで電波を受け止め、反射させることで、目的の反射器に電波を集中させるアンテナのことをいいます。

この目的の反射器のところにWiMAXの端末本体を設置させることで、電波が効率届くという仕組みになっています。

電波が端末の焦点に集まることで、よりはやい通信速度が期待できるってことか。

イヌ

衛星放送用(BS・CS)のアンテナとしてパラボラアンテナがよく使われています。
この知恵を借りてWiMAXにも応用させれば速度がはやくなるのでは？という理論でこの方法が浸透しているんですね。

パラボラアンテナを自作で作る方法

本格的なパラボラアンテナをわざわざ買わなくても自作で作ることができます。

必要な材料は「金属製のボウル」だけ。
百均で購入できます。

このボウルの中にWiMAX本体を入れれば自作アンテナの完成。

ペンギン

端末の位置を安定させるためにクレードルごと置くのもいいかも。

なお、ボウルを縦(場合によっては斜め)に置くとより電波が受け止められるでしょう。
その際にまな板置きなど、ボウルを傾けられるものがあるといいかもしれません。

少しでも回線を安定させる為に自作パラボラアンテナ📡用意した！
光回線の工事22日だからそれまでこれで耐える。でも、割と効果あったのか、通信速度計測したら割と安定してた！ pic.twitter.com/RSDoxJ0mpU
— 使わない (@shizukyurina) June 9, 2019

また、金属製のボウルがない場合は、代用として深い皿をアルミホイルで巻くのもOK。

実際にパラボラアンテナを使った人の口コミ

さて、パラボラの主な概要をお話しましたが、とはいえ必ずしも通信が安定するとは限りません。

実際に私自身も試しましたが、速度の変化は4~5Mbps程度。

この方法は思ったより大きな変化は見込めず、もともとWiMAX回線が弱い地域では特に意味をなさないでしょう。
さらに自宅でしか使えないのもデメリットですね。

実際にパラボラアンテナを作ったい人の口コミも賛否両論となっています。

口コミ1「通信速度はほぼ変化なし」

自作パラボラアンテナ
高速になるとの情報でしたが
通信速度はほぼ変化なし
という結論が出ました
とりあえず
飾りとして置いときます
かっこいいわぁ
( ´• ɷ •` ) pic.twitter.com/ijdjElelcU
— 金バエ(禁酒1日目) (@kimbae1234) April 20, 2017

『自作パラボラアンテナを使ったが通信速度はほぼ変化なし』との声が。

この方は、まな板置きで金属ボウルを立ててしっかり自作のパラボラアンテナを作っていますね。

下り速度は24.4Mbpsとかなり快適ですが、上り速度が3.0Mbpsと速度が足りない印象。
もともとの速度が比較的速いのもあってか、自作アンテナは意味をなさなかったようです。

口コミ2「アルミシートで速度が上がった」

WiMAX2+回線の速度が遅いなぁと感じていたので、調べて速度を上げる方法（パラボラアンテナ自作）を試してみましたが、変化が感じられないので諦めました。しかし、期待もせずモバイルWi-Fiルーター下にアルミシートを敷いてみたところ、顕著に速度が上がりました。こんな簡単でいいんですね。(^_^;)
— 近藤顕彦【 ⋈ 】ミクさん大好き (@akihikokondosk) September 21, 2019

『自作パラボラアンテナでは変化が感じられなかったが、ルーター下にアルミシートを敷いたら顕著に速度が上がった』との声。

このように金属製の容器ではなく、アルミホイルで電波が届くケースがあるので色々試してみるのも手ですね。

口コミ3「ネットが爆速になった」

出張先のレオパレスでWiMAXがあまりにも重くて使い物にならないので、自作パラボラアンテナを作りました🌞
まな板スタンド、大きめのザル、アルミホイール
全部ダイソーで購入、制作時間たったの2分！
😂ネットが爆速になりました😂
問題は電波を拾いやすい位置に置きっぱなしにする必要がある事😭 pic.twitter.com/PxHtgDAT0g
— 桃咲 (@Momosakiiro) July 2, 2019

『自作パラボラアンテナのおかげでネットが爆速になった』と良い口コミも。

画像を見る限り非常に理想的な形です。
また、この方も[口コミ2]と同じく金属製ボウルではなく、普通のザルにアルミホイルを巻いているスタイル。

これまでの口コミも併せると、金属製ボウルよりもアルミホイルの方が効果的なのかもしれません。

さて色々口コミがありましたが、速度が改善された人もいればされなかった人もいたりと賛否両論。

実際に私は特に速度が大きく変わることがなかったので、これに関しては住んでいる地域や環境で一概に改善されるとは言い切れないでしょう。

とはいえ一度作ってみても損はないと思うので、試してみるのも手です。