NECプラットフォームズが提供するWXシリーズ。
中でも「Speed Wi-Fi NEXT WX03(以下WX03)」をご存知ですか。
旧型機種ではあるものの、Amazonや楽天などのネットショッピングで安く販売されていたりするため、端末として検討する方も少なくないでしょう。
ただ、WX03は現在発売されている機種よりもどうしてもスペックが劣ってしまいます。
ペンギン
当記事の結論としては、WiMAXの機種を選ぶ上で「WX03」は全くおすすめできません。
よって「WX03」ではなく最新機種「W06」を選ぶことをおすすめします。
これから「WX03」を使うか迷っている方や、機種の選び方を知りたい方は当記事を最後まで読んでぜひ参考にしてください。
WiMAXの旧機種「WX03」がおすすめできない訳
結論から言うと旧型機種の「Speed Wi-Fi NEXT WX03」は全くおすすめできません。
理由は「2016年の旧型モデルであるが故に、最新機種と比較するとスペックが劣っている」からです。
以下はWX03のスペックを他機種と比較したものです。
W06 | WX05 | W05 | WX04 | WX03 | ||
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 | 2018/1/19 | 2017/11/1 | 2016/12/2 | |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | 2,750mAh | 3,200mAh | 2,890mAh | |
下り最大通信速度 | 558Mbps (LTEモード :1.2Gbps) | 440Mbps | 558Mbps (LTEモード :758Mbps) | 440Mbps | 440Mbps | |
上り最大通信速度 | 30Mbps (LTEモード :75Mbps) | 30Mbps | 30Mbps (LTEモード :112.5Mbps) | 75Mbps | 30Mbps | |
連続通信時間 | 440Mbps通信 | 約7.1時間 | 約8.1時間 | 約6.5時間 | 約8.1時間 | 約7.3時間 |
220Mbps通信 | 約9時間 | 約11.5時間 | 約10.5時間 | 約13.8時間 | 約10.0時間 | |
LTEモード | 約10時間 | 約13.3時間 | 約6.5時間 | 約10.5時間 | – | |
最大接続可能台数 | 16台 | 10台 | 10台 | 10台 | 10台 | |
通信方式 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ | |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 | NECプラットフォームズ株式会社 |
※1Gbps = 1000Mbps
スペック表でお分かりいただけるように、WiMAXの機種は発売日が新しいほど機能性も高くなります。
したがって「WX03」のスペックが良いとは言い難いでしょう。
具体的におすすめできない理由を3つご紹介します。
理由1.通信速度が遅い
「WX03」の通信速度は、下り最大440Mbps,上り最大30Mbpsとなっています。
この数字は悪くはないのですが、最新機種と比較するとどうしても劣ってしまいます。
特に「W06」は下り最大通信速度が558Mbps、さらにLTEモードでは最大1.2Gbps(=1200Mbps)が実現しているため、WX03の約3倍の速さの速度となります。
ペンギン
以上から「WX03」の通信速度は、他機種と比べると遅いことから、通信の速さを求める方にはおすすめできません。
理由2.LTEモードが非対応
「WX03」の対応エリアは”WiMAX2+回線のみ”で、WX03はLTE回線に対応していません。
LTEモードとは、「au 4G LTE回線」を利用できるハイスピードプラスエリアモードのことです。つまり、このモードに切り替えれば、auキャリア回線をWiMAXでも利用できます。
WiMAX2+回線が繋がりにくい際に利用できる非常に便利な機能なのですが、WX03で利用できないのは不便と言えるでしょう。
理由3.クレードルはほぼ無意味
引用:WX03専用クレードル
「WX03」は『Wウイングアンテナ装置の専用クレードル』もありますが、当サイトではあまり効果は感じられませんでした。
そもそもクレードルは有線LAN接続をしたい方向けのもので、クレードル自体で通信速度のアップを保証するものではありません。
さらにクレードルは別途購入が必要で、3~4,000円かかります。
有料である上に速度の保証がないクレードルを使うメリットはほぼないと言えるでしょう。
以上3点の理由から旧型機種「WX03」は現在おすすめできません。
WX03以外で選ぶべき端末は?
前述したように、WiMAXは毎年新たな機種が発売され、スペックも非常に上がっています。
したがって、WiMAXの機種は最新であるほど快適な通信ができると言えるでしょう。
そのため、現時点でもっともおすすめできる機種は「W06」です。
W06は全機種の中でも最新の高スペック端末で、下り最大速度1.2Gbps(=1200Mbps)を実現しています。
具体的な特徴は以下の通りです。
・全機種の中で通信速度がもっとも速い
・最新のハイモードアンテナで通信の安定性が20%向上
・「au 4G LTE」モードも安心して使える
特徴1.通信速度が最速
W06 | WX05 | W05 | WX04 | WX03 | ||
下り最大速度 | 通常 | 558Mbps | 440Mbps | 558Mbps | 440Mbps | 440Mbps |
LTEモード | 1.2Gbps (=1200Mbps) | 440Mbps | 758Mbps | 440Mbps | – | |
通信回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ |
これまで発売されてきた中で、「W06」の通信速度はもっとも速いです。
無線接続時の場合は下り最大で867Mbps、さらにUSB有線接続時であれば下り1.2Gbps(=1200Mbps)が実現しています。
この速度は光回線と同レベルの通信速度です。
これまではW05が最速の端末と言われていましたが、新たにW06が出てきたことで今まで実現できなかった1Gbps超えが達成されました。
W06の通信速度の向上は、「CA技術」と「4×4MIMO技術」の2つの方法で実現しています。
「CA技術」とはいわゆるキャリアアグリゲーション(CA)という技術で、いままで1車線だった道路を2車線に広げて、110Mbps×2=220Mbpsにするというイメージです。
もう一方の「4×4MIMO技術」は基地局のアンテナを4本にし、端末も4本のアンテナを実装することでさらなる通信速度の向上が実現しているのです。
特徴2.ハイモードアンテナで通信の安定性20%UP
W06では新たに「高性能ハイモードアンテナ」が付属され、通信の安定性が20%向上しています。
前機種であるW05やWX05では搭載されていない新たな機能です。
この機能の搭載で、アンテナ感度が向上し、基地局からの電波をしっかりキャッチします。
これにより、建物など障害物に弱いWiMAX回線にも対応しやすくなります。
特徴3.「au 4G LTE」モードも安心して使える
W06の「au 4G LTE」モード(以下LTEモード)を使えば、最大1.2Mbpsの高速通信が可能になるだけでなく、さらに広いエリアでの通信が可能になります。
auのキャリア回線を利用しているため、より広範囲での通信が期待できるのです。
一方で、LTEモードは月間7GBまでの制限があります。
W06では、この速度制限を防ぐために、自動的に通常モード(ハイスピードモード)に切り替わる機能が搭載されています。
ペンギン
このように、月間データ容量を気にすることなく、安心してLTEモードが使えるのはW06の大きな利点でしょう。
【最新情報】端末を選んだらプロバイダ選び!
端末を選んだら契約するプロバイダ(販売店)を選びましょう。
現時点でおすすめできるWiMAXはGMOとくとくBBと、BroadWiMAXの2社です。
そもそもWiMAXはどこで契約しても同じUQ回線を使っているため、各機種の速度・エリアは全く同じです。
したがって、プロバイダ選びは「料金とキャンペーンなどのサービス内容」だけで大丈夫です!
それでは一つ一つ見ていきます。
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実質月額 | 3,337円 |
1年あたりのトータル費 | 40,053円 |
キャンペーン | キャッシュバック最大32,000円 |
対応端末 | WX06,W06,HOME02,HOMEL02 |
支払い方法 | クレカのみ |
会社 | GMOインターネット株式会社 |
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この額は20社以上ある販売店の中でも最高額であり、さらにトータル費用を抑えてくれるメリットがあります。
また、GMOインターネット株式会社はWiMAX以外にも、GMOクリック証券やGMOコインなどさまざまな事業展開をしている東証一部上場企業であるため、知名度・信頼度においても安心できるプロバイダといえます。
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1年あたりのトータル費 | 42,875円 |
キャンペーン | 月額割引キャンペーン |
対応端末 | WX06,W06,HOME02,HOMEL02 |
支払い方法 | クレカor口座振替 |
会社 | 株式会社リンクライフ |
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まとめ
さて、旧型機種「WX03」についてお話していきました。
毎年開発され、発売されるWiMAXの端末機種。
せっかくネットで繋げるなら最新機種で安定した高速通信が良いですよね。
以上からこれまでの内容は以下の通りです。
旧型の「WX03」はスペックが劣る
端末を選ぶなら最新機種「W06」がおすすめ
あなたも端末を手に入れて快適なインターネット生活を送りましょう!