WiMAXを利用しようか悩んでいませんか。
WiMAXは低価格で気軽にWiFiを利用できる、いわゆるポケットWiFiです。
WiMAXを5年以上利用している筆者として、結論から言うといくつか気になる点はあるものの、トータル的には非常に満足しています。
今回はこのWiMAXにおける使って分かった気になる点・不満点を本音でお話します。
イヌ
全ての人が必ずしもWiMAXが向いているとは正直言い切れません。
したがって、あくまで当記事を参考にしながら、ご自身で取捨選択することをおすすめします。
ネット環境を整えたい方や、WiMAXの特徴をさらに知りたい方はぜひ一読してみてください!
結論!長年使って分かったWiMAXの不満点
WiMAXを使って分かった不満点を「プラン」「通信回線」「プロバイダ」の3つの視点からお話します。
不満1.「プラン」について
WiMAXにはギガ放題プランと通常プランの2つのプランがありますが、もしプランを選ぶなら通常プランは全くおすすめできません。
そもそも、ギガ放題プランとは通信制限を気にせずに上限なくインターネットを利用できるプランで、一方の通常プランは月間7GBを上限とし、7GBを超えると速度制限がかかります。
プラン間の変更は毎月無料でできるのですが、WiMAXをあまり使わない月に通常プランにした際、データ容量があまりに少なすぎて非常に不便でした。
7GBはあっという間で、Web閲覧・SNS・メール・動画視聴をするだけでも1週間も持たない印象です。
ちなみに公式で発表されている通常プラン(7GB容量)の目安は下記を参考にしてください。
- 7GBの目安
・メールの送受信:およそ488通/日(1通あたり500KB)
・ホームページ閲覧:およそ814ページ/日(1ページあたり300KB)
・動画視聴:およそ1時間3分/日(1分あたり4MB)
・音楽ダウンロード:およそ58曲/日(1曲あたり4MB)
※1ヵ月間(30日換算)とした場合、1日あたりの平均です。(SoftBank調べ)
一見十分あるように見えますが、これはあくまで目安で、実際にはYouTube(高画質)やNetflix(標準画質)を1時間視聴すると一発で7GBを超えるため、速度制限になってしまいます。
さらに通常プランの速度制限は、その月の合計通信量が7GBになると128Kbpsの速度に制限されます。
128Kbpsは、メール以外の動画視聴やWeb閲覧・SNSはほぼ何もできない状態で、速度制限が解除されるためには翌月まで待つ必要があります。
また現在、通常プランを廃止し、ギガ放題プランだけで提供するプロバイダが出てきているのを考慮すると、通常プランは需要が少ないと思われます。
したがって、WiMAXの通常プランは全くおすすめできません。
不満2.「通信回線」について
次にWiMAX回線の不満点です。
WiMAXはどこで契約しても同じ「WiMAX2+回線」を利用しており、各通信速度・エリアは全く同じです。
したがって契約する販売店を決める前に、まず回線が自宅エリアに対応しているか確認するのが大切です。
ここではWiMAXを利用して分かった回線における以下3つの点について本音でお話します。
通信の速度・安定性について
通信制限について
対応エリアについて
通信の速度・安定性について
※実際に利用している端末「W06」
まずはWiMAXの通信速度と安定性についてです。
速度は確かにはやく、さすがWiMAXといった感想です。
特に現在発売されている最新機種は、下り最大通信速度1200Mbpsが実現しており、この数値は他ポケットWiFi(ソフトバンク,ワイモバイル)の機種よりも2~3倍以上はやいことになります。
最近Macを持ち出す機会が多いのでWiMAX契約。速いなー。 pic.twitter.com/ZE7sikyZsg
— simizar (@lost_liszt) August 31, 2018
一方で、通信の安定性については状況によってムラがありました。
特に以下の状況で、通信が遅くなるケースが見受けられます。
・人が多い地下鉄
・電子レンジ使用時など他のWiFiの干渉を受けやすい状況
・電波の繋がりにくい田舎
もし通信の繋がりやすさに不安がある方は、WiMAXのお試しサービスなどの利用をおすすめします。
参考:「2万の違約金?WiMAXの無料レンタルの落とし穴|お試し方法を全解説」
通信制限について
「データ容量の上限がない」と名目上言っていますが、実はギガ放題プランにも通信における制限があります。
ネットワークの混線を防ぐために、WiMAXでは3日で10GB以上利用すると、翌日18時~翌2時まで速度を1Mbpsに制限されます。
なお、一定の制限時間を過ぎると、制限は解除され再び通常速度に戻ります。
ペンギン
実際に私はギガ放題プランを利用していますが、たびたび速度制限を受けることがあります…。
とはいえ、制限される1Mbpsの通信速度は「標準画質のYouTubeが見れる程度」とUQが公式に発表しており、制限後も全く利用できないという訳ではありません。
激しいオンラインや高画質の動画視聴は流石に難しいですが、通常の通信(Web閲覧やYouTube閲覧)であれば問題なく通信できました。
※1000KB=1MB、1000MB=1GB
対応エリアについて
WiMAX回線のエリアは比較的広範囲に対応しています。
現にWiMAX以外のキャリア回線と比較しても、広く対応できてるのがお分かりいただけるかと思います。
ただ、改善余地はまだまだあり、大都市や人口密度の高いエリアは問題ありませんが、山間部の地方で圏外になるケースもあり得ます。
筆者は普段、都市部で利用していますが、出張で地方に行った時は繋がりにくいと感じることが多少ありました。
ペンギン
したがって、もし自宅エリアがWiMAXに対応しているか心配の方はまずは公式サービスエリアマップで確認すると良いでしょう。
万が一エリアが対応しているか不確実である場合、BroadWiMAXが提供するエリアご相談フォームに問い合わせると、専門スタッフが調査をしてくれます。
それでも解決できなかった場合は、残念ながらWiMAXは難しいでしょう。
他の回線を利用するポケットWiFiが適切です。
▶︎ ▶︎ ▶︎ 広範囲エリア対応!Softbank/docomo/auすべての回線を使うならMUGEN WiFi
不満3.「プロバイダ」について
WiMAX業界に5年以上携わっている筆者の意見として、安いと言いつつ、実際には高額請求されるリスクの高いプロバイダは多くあります。
ここでプロバイダを選ぶ上で特に注意していただきたい2点をご紹介します。
広告の月額料金ほど実は安くない
月額料金(最安級プラン) | 1ヶ月目:1,380円 2ヶ月目以降:3,610円 |
実質月額 | 3,610円 |
1年あたりのトータル費 | 43,320円 |
キャッシュバック | なし |
会社 | 株式会社MEモバイル |
いくら月額料金が安く提示されていても、安易に安いプロバイダと判断するのは危険です。
例えばカシモWiMAXでは「月額料金1,380円~」と大々的に宣伝されていますが(上記参照)、この1,380円が適用されるのは最初の1ヶ月だけです。
毎月1,380円で利用できるわけではなく、2ヶ月目以降は徐々に料金が上がります。
したがって3年間のトータルスパンで考慮すると、実質的な月額料金は3,610円となります。
このようなユーザーが勘違いしそうなキャッチコピーはあまり印象が良くありません。
また、カシモWiMAXでは、最新機種を利用する場合さらに価格が高くなるトラップも…。
そのため、料金は広告に表示された月額料金で判断するのではなく、全体平均した”実質的に支払う料金“を重視するのが良いでしょう。
違約金が異様に高い
月額料金 | 0~12ヶ月目:3,780円 13~24ヶ月目:4,000円 25ヶ月目~:4,300円 |
実質月額 | 3,965円 |
1年あたりのトータル費 | 47,580円 |
キャッシュバック | 6,000円 |
会社 | 株式会社ハイホー |
契約だけでなく、解約においても注意が必要です。
WiMAXでは、契約期間内に途中解約すると一般的に最大19,000円の違約金が請求されます。
しかし、この違約金制度を利用して高額請求するプロバイダがあるので気をつけてください。
hi-ho WiMAXでは、3年以内に途中解約すると最大38,800円の違約金となります。
通常の2倍の金額ですね。そのため、安易に途中解約はおすすめしません。
他にも解約時にSIMカードの返送を義務化するプロバイダ(DTI WiMAX)など、解約方法が何かとややこしいプロバイダは沢山あります。
契約だけでなく、解約方法も把握しておくのが無難でしょう。
▼プロバイダの正しい選び方についてはこちらをチェック!
なぜサイトによって最安値が違うのか?WiMAXの安いプロバイダの本当の選び方
結論:WiMAXをおすすめできる人・できない人
最後にこれまでの内容から、実際にWiMAXをおすすめできる人・できない人をまとめていきましょう。
実際にWiMAXの契約を考慮している方は、ぜひチェックしてみてください。
WiMAXが向いている人
とにかく安くWiFiを使いたい人
高速通信したい人
回線工事なしですぐに利用したい人
データ容量を無制限に使いたい人
とにかく安くWiFiを使いたい人
WiMAXにはさまざまな特徴がありますが、やはり最大の特徴は、低価格で大容量の通信が可能な点。
引っ越ししたばかりでネット環境がない方や、一人暮らしで気軽にネット通信がしたい方など格安で気軽に使うならWiMAX一択でしょう。
▶︎ ▶︎ ▶︎ 全20社中、最も安く利用できるWiMAXはこちら
・最大37,000円のキャッシュバック
・全プロバイダでもっとも実質費用を安く抑えられる
・一括で割引きが受けられる
高速通信したい人
WiMAXでは毎年端末機種が発売され、常にスペックが向上しています。
また、機種は外でも利用できる「モバイルルーター」と、自宅やオフィスで利用できる「ホームルーター」の2種類あり、使用用途によって選ぶことができます。
ペンギン
特に今年発売された機種は1Gbps(ギガビット)超えの高速通信が実現しました。
ネットを利用する際に、いかにストレスなくはやく通信できるかは大きいので、高速通信を求める方はWiMAXが向いているでしょう。
回線工事なしですぐに利用したい人
固定回線の場合は回線工事が必要であるため、申し込みから開通まで約2週間以上かかってしまうケースが多いですが、WiMAXであれば回線工事が不要です。
冒頭でご紹介したように、初期設定が簡単で、また即日発送しているプロバイダもあります。
複雑なことが必要ないので、機械に疎い方でも安心して利用できるのは大きなメリットです。
▶︎ ▶︎ ▶︎即日受け取りするならBroadWiMAX
・即日店舗受け取りor即日発送可
・口座振替対応
・月額料金2,726円~
WiMAXが向かない人
反対にWiMAXがあまり向いていない人は以下の条件です。
WiMAXのエリア外に住んでいる人
オンラインゲームなど激しい通信をする人
WiMAXのエリア外に住んでいる人
前述したように、WiMAXのエリアは広範囲に対応していますが、山間部の多い地方ではまだまだ改善点があります。
UQ公式の「サービスエリアマップ」だけでなく、「ピンポイントエリア判定」を利用すると指定エリアが対応しているか自動的に判定してくれます。
万が一エリアが「×(圏外)」や「△(不確定)」判定が出た場合、繰り返しになりますが、BroadWiMAXが提供するエリアご相談フォームに問い合わせると、専門スタッフが調査をしてくれます。
それでも解決できなかった場合は他の回線を利用するポケットWiFiが適切でしょう。
▶︎ ▶︎ ▶︎ 広範囲エリア対応!Softbank/docomo/auすべての回線を使うならMUGEN WiFi
オンラインゲームなど激しい通信をする人
オンラインゲームなど激しい通信が見込まれる方もWiMAXは向いてません。
オンラインゲームや重いダウンロードは、ポケットWiFiよりも固定回線の方が適切でしょう。
なお、もし自分のネットの使い方がWiMAXに合っているのか分からない場合は、GMOとくとくBB
の「20日以内解約無料サービス」がおすすめです。
これは、契約後万が一WiMAXに満足いただけなかった場合、20日以内であれば無料解約ができるサポートサービスです。
契約解除料の支払いがないので安心できるのはメリットですね!
まとめ
今回は、筆者が直接WiMAXを評価してみました。
トータルでいうと、これほど低価格でほぼ無制限で利用できるポケットWiFiは”WiMAXだけ”なので非常に満足しています。
WiMAX回線が自宅エリアに対応さえしていれば、ギガ放題プランで満足いくWiFi生活が送れるでしょう。
ペンギン
WiMAXの契約の際はぜひ当サイトを参考にしてみてくださいね!
▼最新キャンペーン情報
【2022年最新】WiMAXの料金ランキング!最安でお得に契約できるはここ