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端末1台を持っているだけで簡単にネット接続ができるWiMAXですが、機種選びに悩んでいませんか。
WiMAXでは新たにモバイル型の「W06」と「WX05」が最新機種として発売されました。
ただ、公式サイトのスペックを見ただけでは、実際にどこが違うのか分かりづらいかと思います。
今回はこの2機種を細かく比較して、最終的にどちらがおすすめできるのか検証していきます。
ペンギン
最後まで一読すると、おそらく機種に対するイメージもガラリと変わるでしょう。
これからWiMAXを利用する予定の方や、機種選びに困っている方はぜひ参考にしてくださいね!
一目でわかるW06とWX05の決定的な違い
以下は「Speed Wi-Fi NEXT W06(以下W06)」と「Speed Wi-Fi NEXT WX05(以下WX05)」のスペックを比較したものです。
W06 | WX05 | ||
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 | |
下り最大通信速度 | 558Mbps (LTEモード :1.2Gbps) | 440Mbps (LTEモード :440Mbps) | |
上り最大通信速度 | 30Mbps (LTEモード :75Mbps) | 30Mbps (LTEモード :30Mbps) | |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | |
連続通信時間 | 440Mbps通信 | 約7.1時間 | 約8.1時間 |
220Mbps通信 | 約9時間 | 約11.5時間 | |
110Mbps通信 | 約11.4時間 | 約14時間 | |
LTEモード | 約6.4時間 | 約13.3時間 | |
最大接続可能台数 | 16台 | 10台 | |
通信方式 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE | |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 |
上記の表はあくまで参考程度に、これから具体的に比較していきます。
結論としては、「通信速度のはやさを求めるならW06」、一方で「バッテリーの持ち時間を求めるならWX05」が適切です。
また、W06はHUAWEI製品、WX05はNEC製の国産製品という違いもあります。
WiMAXの使用用途によっておすすめできる機種も変わってくるので、それぞれ比較しながら検討すると良いでしょう!
「W06」の特徴
とにかく通信速度がはやい
高性能アンテナ付き
最大16台同時接続可能
「WX05」の特徴
バッテリーが長時間持つ
安心の国産製品
電池パック取り替え可
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WiMAX機種のW06とWX05を6つの点で比較
それでは具体的にW06とWX05ではどのような違いがあるのでしょうか。
当サイトでは以下の6点で比較します。
1.通信速度で比較
まずは通信速度で比較しましょう。
通信速度はよりMbpsの数値が大きいほど、ネットの接続がはやく快適に通信できます。
W06 | WX05 | ||
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 | |
下り最大通信速度 | 558Mbps (LTEモード :1.2Gbps) | 440Mbps (LTEモード :440Mbps) | |
上り最大通信速度 | 30Mbps (LTEモード :75Mbps) | 30Mbps (LTEモード :30Mbps) | |
通信方式 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE |
「W06」の下り最大通信速度が558Mbps、「WX05」の下り最大通信速度が440Mbpsであるため、通信速度は「W06」の方がはやいことが分かります。
さらにLTEモード(ハイスピードプラスエリアモード)に切り替えるとその差は顕著で、「W06」の下り速度は最大1.2Gbps(=1200Mbps)が実現されています。
この速度は「WX05」のおよそ3倍の速さですね。
LTEモードってなに?
LTEモードとは通常のWiMAX2+回線だけではなく、au 4G LTE回線も利用できるモードのことです。このモードは端末から簡単に設定変更できます。
万が一WiMAX2+回線が繋がりにくい場合にLTEモードにすることで、より広範囲に通信が可能になります。したがって、地方に出張に行く機会などで活用できるでしょう。一方で月間7GBまでの上限があるので注意が必要です。
ただこれらの数値はあくまで理論値で、実際にこれほどの速度を出すのは不可能ですが、それでも相対的に見るとW06の速度が一番はやいでしょう。
2.バッテリーの持ち時間で比較
W06 | WX05 | ||
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 | |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | |
連続通信時間 | 440Mbps通信 | 約7.1時間 | 約8.1時間 |
220Mbps通信 | 約9時間 | 約11.5時間 | |
110Mbps通信 | 約11.4時間 | 約14時間 | |
LTEモード | 約6.4時間 | 約13.3時間 |
そもそも端末には『ハイパフォーマンスモード(440Mbps以上の通信)・ノーマルモード(220Mbps~通信)・エコモード(110Mbps~通信)』の3種類あり、状況に応じて使い分けることができます。
設定するモードによって通信時間は異なりますが、わかりやすくノーマルモード(220Mbps通信)で比較すると良いでしょう。
「WX05」の通信時間はノーマルモード(220Mbps通信)では最大約11.5時間の利用が可能です。
これはHUAWEI製品の「W06」の約9時間よりも長いです。
このように「WX05」はバッテリー持ちに優れていることから、充電する機会も少なく外出中などには非常に有効的です。
「WX05」はバッテリー交換可能
「W06」はバッテリー交換ができませんが、「WX05」は電池パックの交換に対応しています。
そのため、万が一端末が劣化して繋がりが悪くなった場合でも、電池パックを交換できます。
しかしプロバイダによっては”20ヶ月以上利用すると端末ごと無料で機種変更できるサービス“があるので、もし長期的に端末を使う場合は無料で交換してもらう方が良いでしょう。
したがって、「W06」がバッテリー交換できないからといって大きなデメリットにはなりません。
3.機能で比較
W06 | WX05 | |
TXビームフォーミング | ◯ | △ (クレードルで利用した場合のみ) |
高性能ハイモードアンテナ | ◯ | × |
WiMAXハイパワー | × | ◯ |
通信技術 | 4×4MIMO/2×2MIMO/CA | 4×4MIMO/CA |
LTEモード | ◯ | ◯ |
通信モード自動切り替え | ◯ | ◯ |
各機種が持ち合わせる機能は上記の通りです。
このように比較すると全体的に「W06」の方がスペックが高いといえるでしょう。
また、これらの機能は主に通信の速度・安定性をあげる機能であるため、トータルでは「W06」の通信がはやく安定していることが分かります。(各機能の詳細は後述)
通信の安定性は「W06」の方が上!
比較表でお分かりいただけるように、そもそも「W06」と「WX05」ではそれぞれ利用している通信技術が異なります。
・「W06」:高性能ハイモードアンテナ付属
・「WX05」:WiMAXハイパワー付属
この2つの違いは以下の通りです。
W06 | WX05 | |
高性能ハイモードアンテナ | WiMAXハイパワー | |
通信技術 | 高性能のアンテナの数を増やしデータの受信速度をアップする技術。 | データを送信するパワーをあげる技術。 |
TXビームフォーミング機能 | 対応 | 非対応 |
通信速度 | 約20%UP | 約20%改善 |
通信の安定性 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
どちらも通信速度を改善する技術ですが、「W06」の“高性能ハイモードアンテナ”は、基地局からの電波を直接キャッチし、さらにスマホなどを狙って電波を送信する“TXビームフォーミング機能”もあるので、通信の受信速度だけでなく、送信速度も安定できるようになりました。
したがって、通信の安定面で見ると、「W06」の方が通信の質が高く安定していることになります。
5.クレードルで比較
次に別売りのクレードルについて比較します。
WX05にはクレードルがありますが、W06でクレードルが付属されなくなりました。
おそらく需要が少なくなっているのが原因と考えられます。
イヌ
そもそもクレードルとはWiMAXを置くスタンド型の機器で、有線LAN接続をしたり、無線LANスポットとして利用できます。
ただ、クレードルがあっても直接充電できるわけでも、通信速度をアップさせるわけでもないため、実はなくても問題ありません。
実際に「ビームフォーミング機能」は、WX05ではクレードルがある場合のみ有効ですが、一方のW06ではクレードル不要で使うことができます。
したがってW06にクレードルがないのは全くデメリットではありません。
ペンギン
6.製造元で比較
W06 | WX05 | |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 |
最後にW06とWX05の製造会社での比較です。
「W06」はHUAWEI(ファーウェイ)、一方の「WX05」はNECプラットフォームズ株式会社が製造元となっています。
なぜ製造会社で比較するかというと、近年HUAWEI問題がたびたび取り上げられているためです。
HUAWEI問題とは簡単に言うと、HUAWEI機器本体にデータを盗み取る危険性があるとアメリカが摘発した問題です。
HUAWEI問題とは?HUAWEI(ファーウェイ)が中国政府とつながっており、「同社製品に情報を抜き取る機能が埋め込まれている」とアメリカ政府が指摘した問題。ただ、現時点でそういった根拠を裏付ける決定的な証拠は挙がっていない。しかし徐々にHUAWEI製品に対する締め出しの傾向は強まっており、日本における今後の動きも注目されている。
日本においてHUAWEI製品の完全な排除はされていませんが、まだ今後の行方は不明です。
現時点では特に心配する必要はありませんが、もし少しでも気になる場合はNECプラットフォームズ製品が無難かと思います。
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W06とWX05のそれぞれの口コミは?
最後に各種の口コミ・評判をご紹介します。
実際に利用した方の声をぜひ参考にしてみてください。
W06の口コミ
- 良い口コミ:通信がはやい、安定している
- 悪い口コミ:HUAWEI製への不安視
口コミ1.とにかく通信がはやい
家で初めてスピードテストしてみた。
ええぇ〜?!
くっそはえぇ!!
19時とか混んでる時間なのに!#WIMAX#W06#スピードテスト pic.twitter.com/fClcw5zJzm— n.ana05 (@Ana05N) March 17, 2019
この方は上り速度42.3Mbps、下り速度17.7Mbpsと安定した通信結果となっています。
一般的に1MbpsあればYouTube(標準画質)視聴が問題なくできるので、この数値はさすがHUAWEIといったところです。
口コミ2.持ち歩きやすい
職場でのWiMAX、感度良好。W06だから軽くて持ち歩きやすいでござる。いい買い物だった
— チム仮面(マイケル) (@baku5260) March 14, 2019
ポケットサイズの「W06」。
角が丸みを帯びたデザインで、片手で持ち歩ける便利なサイズです。
また、大きさはiPhoneよりも小さく(約128×64×11.9mm)、たった約125gであるためどんなシーンでも利用できます。
口コミ3.HUAWEI製に不安点
HUAWEI問題、今の心配はWiMAXのW06がどうなるかだけだ……(来月初頭に乗り換え予定)
WXシリーズで妥協する選択肢は避けたいぞ……— さろげーと (@surrogatepair) May 22, 2019
日本でも話題になりつつあるHUAWEI問題。
やはりユーザーにも多少影響しているようです。
この方はHUAWEI製品というのに引っかかってる模様。
ただ、もし日本でもHUAWEI製品が制限された場合、今後WiMAXで発売されることがない可能性もありますが、一方で「W06」はすでに発売されているので大きな影響は考えにくいと当サイトは判断しています。
WX05の口コミ
- 良い口コミ:操作が簡単、バッテリー持ちが良い
- 悪い口コミ:複数接続は通信が不安定
口コミ1.おまかせ一括設定が便利
WX05意外と良くってよ。おまかせ一括で送信電力が切り替わるのはなかなかだと思うし,ロングライフ充電もスケジューリングで5時くらいに電源切っちゃえば朝100%に出来るし(まだやってないけど)。ハイパワー切るのだけちょっとめんどくさいかなあ。あとW06の方が速いのは最初から疑ってない。
— もち (@motituki2) March 11, 2019
WX05のおまかせ一括設定を利用すれば、通信モードを自由に選べます。(※W06も可)
より速い速度を出したい場合は「通信速度を優先」ボタン、外でも家でもバランスよく通信したい場合は「スタンダード設定」ボタン、とにかく電池を長持ちさせたい場合は「バッテリー持ちを優先」ボタンと、3つの状況に合わせて選択できます。
口コミ2.バッテリー持ちが良い
最近、ポケットwifiの機種をW04からWX05にかえたので、レビューすると
○良い点
・圧倒的にバッテリー持ちが良い
・節電モードで720pの動画見てても通信速度は気にならない○悪い点
・不具合か仕様かは知らないが、節電モード時に3台以上繋ぐと接続がよく切れる(要検証中)#WX05— 初見はつ📀📼ASMR映画筋肉系VTuber (@hatsuhatsufirst) January 3, 2019
やはりWX05はバッテリー持ちに定評がありますね。
また、バッテリーを長持ちさせる節電モードであっても、動画(標準画質)は問題なく見れるようです。
口コミ3.複数接続だと不安定
wx05 ファームウェア1.5.0不具合により通信できない方
→複数台接続させてると起きることが判明。
1台のみ接続で改善されました。
次回アップデートまでこれで辛抱するしかないですね。
※必ず接続できるかはその方のデバイス次第ですので、ご理解ください。#wx05 #UQ #不具合— もぞもぞ君 (@mozomozo2525) March 19, 2019
こちらの方もファームウェア1.5.0にアップデートしたのち、通信障害になったとのことです。
また、1台だけで接続するよりも、複数台で同時接続する方が不安定になってしまう傾向があるようです。
なお、WX05の同時接続可能台数は最大10台ですが、複数台の接続に不安要素が残る点は懸念点といえるでしょう。
結論:機種を選ぶならコレだ!
さて、これまでの内容から、通信の速い「W06」と、バッテリー持ちの良い「WX05」のスペックをそれぞれまとめてみました。
W06 | WX05 | |
発売日 | 2019/1/25 | 2018/11/8 |
通信速度 | ◎ | ◯ |
バッテリー持ち | ◯ | ◎ |
クレードル | 無し | 有り |
バッテリー交換 | 不可 | 可能 |
製造元 | HUAWEI | NECプラットフォームズ株式会社 |
特徴 | 通信速度がはやい | バッテリー持ちが良い |
以上の内容から、実際にW06・WX05に向いている方・向いていない方をそれぞれ見ていきましょう。
自分のWiMAXの使用用途によって選ぶ機種も変わってきます。特徴を考慮しながら自分にあった機種を判断してみてください!
W06が向いている人
「とにかく通信のはやいネット接続をしたい」「繋がりにくい地方でもWiMAXを利用したい」という方は間違いなくW06をおすすめします。
クレードルをわざわざ使わなくても安定した通信が保証されているのは大きなメリットでしょう。
HUAWEI製品であることをデメリットと感じないのであれば、W06がおすすめです。
特徴1.通信速度ギガビット(Gbps)超え
W06の最大の特徴は驚異のギガビット超え。下り最大1.2Gbps(=1200Mbps)が実現されました。
W06の通信速度の向上は、「CA技術」と「4×4MIMO技術」の2つの方法で実現しています。
「CA技術」とはいわゆるキャリアアグリゲーション(CA)という技術で、いままで1車線だった道路を2車線に広げて、110Mbps×2=220Mbpsにするというイメージです。
もう一方の「4×4MIMO技術」は基地局のアンテナを4本にし、端末も4本のアンテナを実装することでさらなる通信速度の向上が実現しているのです。
特徴2.ハイモードアンテナで通信の安定性20%UP
W06では新たに「高性能ハイモードアンテナ」が付属され、通信の安定性が20%向上しています。
前機種であるW05やWX05では搭載されていない新たな機能です。
この機能の搭載で、アンテナ感度が向上し、基地局からの電波をしっかりキャッチします。
これにより、建物など障害物に弱いWiMAX回線にも対応しやすくなります。
「W06」が向いている人
とにかく通信速度を重視する方
HUAWEI製品でも気にしない方
LTEモードを使う予定の方
クレードルが不要の方
上り速度もより速くしたい方
▶︎ ▶︎ ▶︎ W06をもっとも安く利用できるプロバイダはこちら
WX05が向いている人
もし「通信速度よりもバッテリー持ちを重視したい」「国産製品を利用したい」という場合はWX05が適切かと思います。
特に外出中にWiMAXを利用する機会が多い方はバッテリーが長時間持つのはメリットといえます。
また、これまでもクレードルを利用していて、再びクレードルで有線接続をしたい、といった方も向いているでしょう。
特徴1.WiMAXハイパワー対応
そもそもWiMAXは建物・ビルなどの障害で通信が弱くなってしまうケースがあるのですが、このハイパワー機能によって、電波が弱いエリアの通信速度が改善されるようになりました。
そのため従来の端末と比べて、自宅内や建物内などの電波が弱いエリアにおいてさらに通信しやすくなります。
特徴2.専用クレードルがある
引用:端末詳細
「同時に複数の接続をしたい」「さらに安定的に通信したい」という方はWX05専用の”Wウイングアンテナ搭載クレードル“を使用するとより安定な通信が可能です。
このクレードルは実効速度をアップさせるWウイングアンテナが付いており、ビームフォーミングが利用できます。
ビームフォーミングとは、WiMAX機器から、接続したいスマホなどに直接電波(ビーム)を集中接続できる技術です。
もし不安な方はこの専用クレードルで有線接続するとより安定した通信ができるでしょう。
「WX05」が向いている人
バッテリー持ちを重視する方
外でWiMAXを利用する機会が多い方
国産製品を使いたい方
クレードルを併用したい方
バッテリー交換をしたい方
▶︎ ▶︎ ▶︎ WX05でとにかくサポートが抜群なプロバイダはこちら
最後に
今回は「W06」と「WX05」の特徴を比較しながら見ていきました。
同じWiMAXでも選ぶ機種によって強みがまったく違います。
そのため、自分が何の機能を重視するのかを判断して、機種を選ぶことをおすすめします。
ペンギン
自分に合った端末選びをしてみましょう!